下船
ルーシーと青蛇が降伏・・・!!!
その知らせはギオンにまで響き渡った。
「ワカタケル総帥!!」
「どうした?」
「ルーシーと青蛇が・・・」
頭を下げ話しかける部下をチラッと見たワカタケルは、椅子に座った。
「投降したんだろ・・」
「はい・・・」
「そうか・・もう・・よい・・・」
そう言って、部下を追い払うしぐさをする。
「し・・しかし・・」
そう答える部下にワカタケル
「あ・・・:」
「もうよい・・と言ってるだろ」
「はっ・・・」
頭を下げ部下が部屋を出て行こうとしたら
「まて」
「はっ・・・」
「ユウ城を総攻撃せよ!!」
「えっ?」
「アスケが原でちょろちょろしているのがいるだろう。そろそろあの消耗戦を終らせるんだ」
「わかりました。」
ワカタケルは、少し焦っていた。それは同盟した連中が簡単に放棄したことでもなく、
大筒を完成させていたことでもなかった。
それはミナムが出現に対し、ミザキがあらわれていないことだった。
伝承のとおりミナムは現れた・・・しかし、先に現れるはずのミザキがいない。
一体どうなってるのだ?
一方、カサオに着いたミナム達は、戦艦マリハからまさに下船しようとしていた。
「ベッツィー殿、今までお世話になりました。」
深々と頭を下げるミナム・・・その様子に驚くベッツィーはミナムの両肩に手をおいた。
「ミナム殿・・・そんなことしないでください。こちらこそ助けられたのに・・・」
ベッツィーの行動にカーネル、ミヌ、ソウシは目を疑った。3人の目の前でミナムを抱きしめていたら立った。カーネルは何やってのよ!!!と顔をひきつらせ、ミヌはあちゃーと顔に手を置いた。そして、呆然と見ているソウシの姿がそこにあった。
「えっ?」
抱きしめられ、ただ驚くミナム・・・やばいよ~これ・・当然、カーネルの視線が怖い・・・しかしむげに引き離すわけにもいかず、ただ、立ち尽くしていた。そんなミナムの耳元でベッツィーはかすかな声でささやいた。
「・・・お前のことが好きになった・・・」
「え!!!」
目を見開き驚くミナムからそっと離れたベッツィー・・・周りの雰囲気をみて、まずったかな~そう思いながらも、本当は、キスしたかったけど・・・少し航海をした。そして、右手を出して
「それでは・・・また・・・いずこで・・・」
「ええ・・それでわぁああ?」
握手をしようとした二人の間にカーネルが少しひきつった顔で、割ってはいてミナムを押しのけベッツィーと握手した。
「お世話になりました。」
「そうですね・・・」
ベッツィーを握っていた手にはかなりの力が、その力に少しむっとするベッツィー
おー痛てー 私が一体何をしたんだ?そう思っていると今度はソウシがあらわれた
「ソウシ殿もお気をつけて。」
「そなたも・・」
そういうとベッツィーはソウシの耳者でささやいた。
「ミナム殿を頼みましたよ。」
「なぜ、そのようなことを。」
「好きなのでしょ」
その言葉に反論できないソウシ、な・・なんてことを言うんだ。ただでさえカーネルとミヌが争っているのに私の入る隙などない・・・
「勘違いですよ。ベッツィー殿。」
「なら私も参戦しようかな?それでは達者で」
そう言って、ベッツィーはソウシの肩をポンと叩いた。
こうして、ミナム達一行は、マリハから下船した。