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リーマンクエスト  作者: Seabolt
南海の死闘
100/201

黒魔導士の正体

ミナム達は、ゆっくりと黒魔導師のほうに近づいていった。


すると、顔を覆っていた布が外れた。その顔を見て驚いたソウシ


そこには黒騎士団2番隊隊長のトリニティの姿があった。


「ト・・トリニティ・・殿」


「誰だそれ?」


「なぜ?トリニティ殿が?」


困惑の様子を隠せないソウシその時だった。


目を覚ましたトリニティが顔があらわになっていることに気付き、


慌てて目の前にいるミナムに向かい至近距離で銃口を向けた。




バン!!




トリニィの凶弾がミナムの腹部を襲った。


くずれ落ちるミナム


うっ・・・


そのままミナムは甲板に倒れこんだ


「ミナム!!」


「ミナム殿!!」


慌ててミナムに駆け寄る3人・・・


腹を抱えうずくまるミナム


カーネルとミムはすぐにミナムを抱え運んだ。


二人が少し後ろにミナムを連れて行くのを確認したソウシは剣を持ち


「トリニィ・・貴様!!」


そう叫んで切りかかった。トリニティは最初の一撃を鉄砲で受けた。


スパッと鉄砲の一部が切り落とされた。


「何!!」


トリニティは慌てて剣を持ち、ソウシの刃先をかわす


なぜだ・・・ソウシはここまで強くないはず・・・


「なぜだ!!何故、お前がここにいる!!」


そう言って切りかかるソウシ


「わからんのか!!」


「何を!!」


「この国を変えるためだ!!」


鍔迫り合いをする二人・・・・


なぜだ?ソウシにこんな力がある?そうトリニティが思っていると


ソウシの後ろからカーネルとミヌの声が聞こえてきた。


「ミ・・ミナム?」


「ミナムさん?」


ソウシはその声に動揺した・・・まさか・・・




ギン!!




その隙を見逃さなかったトリニティは、ソウシを剣を突き返し距離をおいた


その時、ミナムの姿が視界に入って驚愕した。


心配するカーネルとミヌをよそにミナムの上半身がムクリと起き上がった。


「イテテ!!」



ひるんだトリニティをみてソウシは剣をおろした。




ギン!!




カラン


カラン



トリニティの刀が甲板に落ちた。




く・・・



バケモノめ!!


慌てたトリニティは、無差別に衝波を放ち、ソウシたちがひるんだ隙に上空へ逃げていった。




「ミナム大丈夫?」


ミナムの横で心配するカーネルとミヌ、ミナムの腹には、銃弾があった。


「お前たちの魔法のおかげでたすかったよ。」


ソウシは、振り向きミナムの姿を確認した。


わけもわからず涙が溢れ返ってきた。


そして、刀を落とした。




カタン・・・




ソウシはカーネルとミヌをよそにそのままミナムに抱きついた。


「よかった・・」


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