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荒くれ

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/09/20

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

元々人間だった神様って、メンタルが人間だから、なんかな、色んな意味で重いよな。

愛とか情とか。

天命を変えるのは尽く難しい。物の転機、おおきな流れ、其れを変える事はほぼ、出来ないと思っても良い。変えるにしても、相当な力が必要であった。

だから私はその大河の流れではなく、小さな選択肢を延々を変え続けた。願わくば、それで大き流れが変わるように。元来の気質、天命、それらを覆い隠す様に。


頭は決して悪くはない。ただその頭の良さ以前に、根本がどうしようもなく荒くれ者である。

如何に効率良く、物事を遂行出来るか。その為には本能に忠実に、暴れ回るのが良いと思っている節がある。言葉で聞かせるよりも殴った方が早い。そんな子であった。

だから口の悪さ、威圧する様な表情、勝てないと分かると武器に頼ろうとするその姿勢を延々と指摘し続けた。

――『殴って済む』みたいな考え方辞めなさい。

――眉間に皺を寄せないの。

――まずその凶器を置きなさない。力で勝てないからって、物を頼らないの。

どうしようもなく手が掛かる。だが手がかかる程にやはり情が湧く。手が掛かる子ほど可愛いものである。

あぁそれでも、此処までしても、天命というのは。


「飆靡様、私はあの子に出来る限りの事を仕込みました」

元来の荒くれな気性を覆い隠す様に、品性を身に付けさせた。知性を身に付けさせた。

幸いにも頭は決して悪くなかったし、考えるということ自体、彼女にとって好きな事の一つである様だった。だから手は掛かりながらも、思っていた以上に飲み込みは早かった。

「この世界で生き抜く為の術です。礼儀や常識、品性と言って良い。あの子の獰猛な本性を、知性で飼い慣らす様に、延々と口煩く伝えて参りました」

本来ならば修羅に落ちていた。人としての道を踏み外していた。けれども其れをどうにか自分の制御下に置ける様に学ばせていた。

「お前が言いたいのはそこじゃねぇ。そうだろ?」

「あの子の本性が、貴方様に触発されて、芽を出させないで欲しいと申し上げているのです」

強い方だ。元来神で、力に身を任せて辺りを蹂躙出来るほどに強い方だ。だが、だからこそ。

「其れは俺の問題じゃねぇ。彼奴自身の問題だ。俺は何もしねぇ、ただ何時もの様に振る舞うだけだ」

「貴方様には分からないでしょう? 幼い頃より手を掛け、一人前にした子が、些細な出来事で荒くれに落ちてしまうのを見るなんて。身内を悲しませた貴方様には、一生掛けても分からないでしょうね」

「其れをお前が言うのか? 同じ穴の狢のお前がぁ? 笑止」


――あばれなかったら、梅香の君は、かなしいかおしません?

――梅香の君には、わらっていてほしいのです。だから、よい子になります。わがまま、いいません。

なんでも良いのだ。あの子がこの世界に溶け込めて、平和に生きていけるのなら、私はどれ程苦労しても。


「梅香の君?」

――父様。行かないで。

「今日はとっても、疲れた顔をなさっております……」

この子は………この子だけは……。絶対に……。

とんでもなく粗暴で、でも同じくらい素直だから、見捨てないで面倒を見続けたら、情が湧いた話。


――はぁ? そんなんだから、クソザコって……。

大変失礼致しました。その様だから舐められるのです。


元来の気質が先走って素行の悪さが出るけど、大好きな人が悲しむから、良い子にしよう。みたいな。

そんな子の面倒を見ていた梅香の君の話。


でもね、やっぱり元来の気質まで矯正出来るかって言われたら無理なのよ。

黒髪の人が根元から金髪になるくらい無理なのよ。

だから些細な出来事で、本性が出るみたいな。


このままずっと平和に過ごして欲しい。

良い子なら、周りはきっと手を貸してくれる。

幸せになれる。生きやすい。

その為に長年の努力を掛けてきた。

大変だった。でとあの子が幸せなら、そんな努力、屁でもない。


けれども、アンタの、お前の、お前のせいで、

あの子が道を踏み外したのなら、私は絶対に許さない。

知らん顔してるんじゃない。

みたいな。


どれだけ自分の傍に起きたくても、天命故に送り出したくない方の所へ送らなければならない話。


会話追加しておきました。

互いが互いの地雷を思いっきり踏み抜く状態。

この方々にとって、家族の話は色んな意味で地雷だよね。



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