表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

看病

「ちょっといっしょに夜景でも見ないか?」

「え?いやだよ。寒いし。」

やっぱり冷たいな。この子。まあいいや。

「わかった。ちょっと家でお世話になります。」

「はい。いいですよ。」

「あのあとどうなったんだよ?」

「あのあとは結局福祉団体で保護した。」

「そうなんだ。女性の人も報われるといいね。」

「そうね。ただいきなり解放されたからどうしらいいかわからないと言っていたわ。」

「それもそうだね。」

「それよりあなたどうやったの?」

「なにが?」

「あの紋章どうやって消したの?」

「さあ。おれにもわからない。」

「なにそれ?」

「でもできるとは思ったんだよね。」

「へえ。なんかすごいね。」

千紗希は、この男のことを面白い男だなと思い始めた。ベンチに座っていたところを目撃し勝手に連れて帰り、勝手に働かせ勝手に私たちにとって一番いい形での解決をし今に至る。うん。私かなりわがままだね。

「じゃあ家まで行こうか。」

「そうだな。」


道中、かなり暑くなり風が吹いても大して涼しくなかった。なんでだろう。すごく疲れた。あれ?なんか意識が遠くなって。智大は倒れた。

「ちょっと大丈夫?」

「うん。そうだな少しやばそうだな。おやすみ。」

「え?いやちょっと。」


「だれか。いませんか?」

千紗希が大きな声で叫ぶが反応はない。


「うそでしょ。まあ一旦運びましょうか。」

そういうと、千紗希は倒れた智大を肩に担いで家路についた。引きづる形にはなったが。


昔のお話、

「おい。なんだよ?その話?」

「なにがだ?」

「魔法を作った?」

「ああ。そうだ。この魔法なら空間を捻じ曲げられる。」

そういって、実際に何もないところを捻じ曲げて見せた。

「すごいな。それならどんなものでも入れられるんじゃないか?」

「そんなに細かい操作はできないんだよね。この魔法。破壊力は抜群なんだけどね。」

「さすがだな。ソウマ」

光の剣を持つ男はそう言った。


「うん?タイガ、君、ああそうか。なるほど。じゃあこうしとこうか。」

そういって三つの魔法を並立行使した。

「うん?どうした?」

「いや。なんでもないよ。君はそのままでいてほしいからね。」

「?」

夢か記憶か、その場面はそこで終わる。


「うん?」

目が覚めた。

「あら。ようやく起きたの。」

眼を開けると、沙季子がいた。

「あれ?どうなったの?」

「あなた、丸一日以上寝てたわよ。」

「そうか。ここは、君の家か。」

「そうよ。じゃあしばらく留守番よろしく。私も寝るから。」

そういって千紗希は眠った。


「ああ。そうか。それはありがとう。」

一日看病してくれていたことに気づいた智大は感謝をした。周りを見渡すと散らかっていた。

「これはニートとして血が騒ぐな。」

そういいつつ片づけることにした。


30分かけてとりあえず片づけ、昼になっていたので少し飯を作ることにした。しかし、冷蔵庫は、何も入っていなかったのでご飯を炊き調味料で適当にチャーハンでも作ることにした。

まず、フライパンに油をひきそこにご飯を入れてまんべんなく火を通す。そして、ある程度焦げ目がついたら調味料を入れそこに卵を入れてさらに炒める。ある程度炒めて、完成したので皿に盛り付け昼食とすることにした。


テレビがあったのでつけてみた。すると、全国で起きた交通事故や殺人事件についてのニュースが流れていた。その中に貴族制度に対する不満を示す人々もたくさんおり各地で集会が起きているというニュースも流れてきた。興味がなかったので番組を変えた。


午後は、まあすることもなかったでゴロゴロしておりました。ニートに時間の感覚はない。

それでも暇だったので、夜になり外に出た。ニートは一番元気になる時間帯だなー。そう思った。


家の周りは、住宅街で閑静な場所だった。少し歩いていくとコンビニがあったのでなけなしの金でガムを買った。外に出ると少し昼より涼しくなり歩きやすかった。

「やれやれ。なんかいろいろあったなあ。」

思い返すとかなり濃い出来事が多いなと思った。主に美女との出会いがでかいなあ。どう攻略していこうかなと思いながら夜道を歩いていくと川沿いに出た。月がきれいだった。こういう時は、俳句を詠みたくなるなあ。


ここで一句。

月が出る 夏の川沿い 照らすのね


あ。いい感じなんじゃないか?

「あなあは、ここでなにをしているの?」

「ひゃい。」

気配を感じなかったのでいきなり声をかけられてびっくりした。


振り返ると、女の子がいた。かなり幼いな。

「どうしたの?迷子?」

「私は、散歩してただけだよ。」

「君みたいなかわいい子がこんな夜に一人で出てたら。危ないよ。」

「私は大丈夫だよ。」

やけに自信満々でその根拠が気になるが。

「そうか。ならお兄さんはもう行くね。」

そういって、去ろうとするが、

「お兄さん、どこにいくの?私ともうすこし遊んでよ。」

「え?おれは君みたいな女の子と遊ぶ趣味はない!」

そういって振り返ると化け物がいた。


あ。終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ