前へ目次 次へ 13/20 燃えよ黒狼 (枠取り用、執筆途中 枠取り用 執筆途中 「黒狼さんって、あなたの事ですよね?」 突然、背後から声をかけられた。知らない男だ。 ここはアリアの西の辺境都市レーヴァへと続く街道。 こんな田舎街にそうそう頻繁に人の出入りがあるわけではない。 「いや、そのように人から言われた事はあるが‥‥己で名乗った覚えはない」 普段のウォルフガングの人柄を知る領民が見ていれば驚くほど、その言葉には棘がある。 あまり感情的にならない男が、敵意を隠すことすらしない。 騎士は身に覚えがある危機が迫っている事を確信していた。