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子守り狼 (枠取り用、執筆途中
制作途中
神聖アリア王国、西の辺境都市レーヴァを統治する領主シグルドには2人の姫がいた。フレイア・ルシアは5歳になった。妹姫フェリシアは1歳を迎えたばかり。
つまり、おてんばフレイア姫は長姉となった。
5歳にして、フレイアは姉と言う自覚に溢れていた。着替えも、食事も、大人の手を借りるのを良しとしない。朝の目覚め以外は。
両親にも乳母にも、自立心旺盛な態度を見せている。
反抗期も重なって口答えが激しい。会話が成り立つ年齢になったせいで、しつけで叱られる頻度も増えて幼いなりに不満も溜まるようだ。
父シグルドも母クレアも手を焼くほどのおてんばぶりである。
特に父親に対する反抗が激しく、1から10まで言うことを聞かない。
姫を溺愛している父である領主シグルドを事あるごとに嘆かせた。
‥‥1人を例外として。
制作途中