不意打ちは衝撃的
なんだか最近葵が、様子が変に感じる。というかおかしいのだ。ぼけ~としていたと思ったら急に、じたばたする。それだけならまだしも、私を見るや否や逃げていく時もある。そのため多少だが、生活にも、影響が出ている。
これだけの事があれば嫌でもわかる。
「私に関連する何かを隠している。郁恵さん、どう思います?」
「そうねぇ、珍しいわね」
「これって聞いていいことなんでしょうか?」
「それとなく聞いてみるのがいいかもね」
「分かりました」
帰ったらすぐさま試してみようと心に誓った。郁恵さんが、それとなくよ〜と言っていた気がするが、無視した。
「葵、私に何隠してるの?」
「……」
郁恵さんの教えを活した作戦だ。そしてここからが重要なのだ。
「きっと言えないことだと思う、だからちょこっとだけ」
「……いや〜」
「じゃ、概要だけできない?」
見よ、これが郁恵さんが言っていたそれとなく作戦。まず上限を決め、そこから徐々に下げていく。
「……ごめん。それでもちょっと」
「そうか~、それって私と葵が、傷つくこと?」
「分からない、人によっては傷つくかも……」
葵が、少しだけ言ってくれた。希望が見えた。
「私は大丈夫だと思うよ」
「え!?」
葵が、何に驚いているのか分からないから、正直怖いがここまで来たのなら退けない。
「何があっても、大丈夫」
「侑///」
よく分からないが、葵が、照れてる。
「実は、この間侑とキスしちゃったんだよね」
「へ?キスって口付けってこと」
「そう、キス」
「「///」」
二人とも恥ずかしくなってしまった。そっか、そうだったのか。
「葵が、そうなってた理由は、わかったよ。ありがとう」
「侑」
と呼ばれ、そっちを向いた。その刹那葵と私はキスしていた。突然の事で、私は状況を理解するので精一杯だった。
「これで二人の秘密だね」
葵の笑顔は、とても綺麗だった。
どどど、どうするしよう。侑が、今日に限ってめっちゃ聞いてくる。確かに、侑の顔を見たらあの日のことを思い出しちゃったり、またしたいなとか思ったりしていたたまれなくなってたけど、今が一番恥ずかしい。聞かれる度に、鮮明に思い出される。
(実は、侑が寝てる時にキスしちゃった)
なんて言えないよぉぉぉ。と心の中で頭を抱えていた。
「葵?」
「な、ナンデモナイヨ」
めちゃくちゃ嘘っぽくなってしまった。もう駄目かもしれない。逆転の発想だ。私だけ、知ってるからこうなるんだ。二人で、共有すればいいんだ。




