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日刊ボーカロイド  作者: 六野みさお


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8/26 いよわなど新曲

 いよわが初音ミクと花隈千冬の新曲「うわがき」を投稿した。これはYouTube Music Weekend 8.0の曲である。YouTube Music Weekend 8.0はYoutubeで94組のアーティストがMVやライブを出すイベントである。ボカロ勢力からもまふまふ、キタニタツヤ、めいちゃん、Eve、YOASOBIなど多くの大手が参加している。「うわがき」はニコニコで初動1位を、Youtubeで初動6位を獲得した。いよわは2018年が初投稿で、代表作に「きゅうくらりん」がある。これを含む12曲が伝説入りを達成している。きゅうくらりんはニコニコでは現在も日間5000超の再生数の伸びを維持しており、このペースでいけば今年度中の神話入りが狙える。どんなに遅くても来年中には神話入りするとみられる。1000年生きてるも380万に到達するなどかなり伸びており、実績としては2020年頃の蜜柑星くらいはあると思われる。去年は2曲を伝説入りさせ、バベルも今年中の伝説入りが狙える位置にいる。今年はポケミク曲は可もなく不可もなくの成績だったが、クリエイトがあるはじわじわ伸びている。新しいアルバムも注目されており、また今年のプロセカ4周年に提供しそうなPでもある。また、いよわは同時に初音ミクとflowerの曲「黄金数」の2024ver.をニコニコに投稿し、これは初動4位を獲得した。7/21にYoutubeに投稿されたもので、現在60万再生である。


 フロクロが重音テトの新曲「あの子の消費論」を投稿した。これはニコニコで初動6位を、Youtubeで初動14位を獲得した。フロクロは初投稿は2014年だが、ボカロ初投稿は2020年である。代表作に「黒塗り世界宛て書簡」があり、これを含む6曲が殿堂入りを達成している。黒塗りは22年のテト誕生祭の勝者とみられる曲で、伝説入りも近づいてきている。去年の春ボカコレに出した「ビビビビ」以降殿堂入りがないが、Youtubeでは現在58万再生と伸びている「チープなプロパティ」がニコニコ中断に重なったのは不運だった。


 40mPが瀬兎 創の新曲「unplugged」を投稿した。これはニコニコで初動7位を獲得した。瀬兎 創は歌い手の瀬兎一也がモデルのAIシンガーである。40mPは2008年が初投稿の古参Pであり、代表作に「からくりピエロ」がある。これを含む14曲が伝説入りを達成している。殿堂入りは2020年が最後で、最近はニコニコに投稿しないこともあるものの、まだまだタイアップも多く、大手として影響力を維持している。


 ほいっぷが初音ミクの新曲「wound**」を投稿した。これはニコニコで初動19位を獲得した。ほいっぷは2022年が初投稿で、今年の1/14に投稿した「レミニセンサー」が3.6万再生まで伸びる代表作となっている。これを含む8曲のオリジナルと2曲のリミックスが1万再生を達成している。レミニセンサー以降もミニ偏のリミックスやボカコレ曲で1万再生を達成するなど好調を維持しており、ニコニコのフォロワーは500人を超えている。


 夜丹れにやが花隈千冬の新曲「希望の糸」を投稿した。これはニコニコで初動22位を獲得した。夜丹れにやは去年8/31が初投稿の新人で、代表作に今年のボカコレルーキーに出した「極夜街」がある。これのみが1万再生を達成している。ボカロ曲としてはそれ以来の新曲であり、高い初動を記録している。


 メズマライザーは早くもYoutube日間1位を回復し、サッドガールは2位に後退した。暴走Pの新曲は9位に後退し、夏休みデラックスも12位に後退した。おべかは中位で粘っているが、ディアとヒーローになりたくないは厳しそうである。ニコニコでは暴走P、サッドガール、デラックスが上位をキープしており、純新曲でないすろーりーないともかなり粘っている。ハオとアンテナ39はやや下がってきたか。


 では、3〜7位を見る。2日間の値である。


3位 メルト  16,332,097(+2425)

4位 ワーエン 15,180,721(+4434)

5位 マトリョ 14,767,725(+3096)

6位 モザイク 12,759,620(+2415)

7位 アンマザ 12,675,485(+7919)


 珍しくモザイクの伸びがDECO*27の新曲に合わせて少し上がっている。DECO*27は新曲効果による旧曲の伸びはないのが鉄則だったのだが、今回はDECO*27の旧作の表現を見返して議論する動きがあったため、人気曲を中心に伸びが上がっているようだ。ただし、効果は限定的であり、メルトの伸びに肉薄する程度である。アンマザとの差は詰まり続けており、そこで大勢を変えるほどではない。


 22〜27位も見る。


22位 ロキ  10,232,045(+3325)

23位 ヒバナ 10,110,709(+5042)

24位 ベノム 10,017,105(+4528)

26位 フォニ 9,444,188(+6424)

27位 きゅう 9,043,802(+11581)


 ヒバナもDECO*27の新曲効果で伸びが上がっている。ベノムとの差が9万を切らせずに逃げ切ったのは大きい。これでもうしばらくはロキとの差を詰めることに集中できるだろう。ロキのすぐ上の炉心融解も将来的には狙っていきたい。一方、フォニイときゅうくらりんの差は次の集計にも40万を切りそうだ。神っぽいなをかわして以降21年の覇権曲だったフォニイがその地位を明け渡すときが近づいている。きゅうくらりんはニコニコでの格としては千本桜やアンマザに並ぶ歴史的伸びとなりそうであり、ニコニコが2ヶ月の中断を挟んだとはいえ、なおも前人未到の投稿4年以内神話入りが確実なペースで伸びている。そもそも投稿5年以内神話入りを達成したのはみくみくと千本桜のみ(砂の惑星はわずかに及ばなかった)であり、投稿4年以内神話入りがフォニイも加えて一気に2曲生まれそうなことには、古参ボカロ民なら驚きを隠せないだろう。


 少し前のアンマザから考えれば、きゅうくらりんはすぐに消失あたりまでは抜きそうであり、モザイクまでを2〜3年で抜いてもおかしくない。アンマザがモザイクを抜いたあとは再生数上位6曲が長期間固定化することが予想されるが、それを崩す可能性があるのがきゅうくらりんである。とはいえ、あまりにも遠い未来の話であり、まだ意識する必要はない。

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