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日刊ボーカロイド  作者: 六野みさお


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3/12 ラビットホールがYoutubeで首位奪還

 昨日も大手の新曲はなかった。19時に1曲も上がらない、月曜日とはいえ珍しい過疎であった。ミクの日直後であり、また3/11の自粛モードであったことが影響しているかもしれない。


 ところで、アンマザが星街すいせいなどの10人によってカバーされた動画が伸びている。それによって本家も伸びている。これは本格的なカバーブーストになるかもしれない。アンマザはすっかりカバーの定番として定着した。一時期の哨戒なみに歌われている。アンマザは早口のところとゆっくりのところが両方存在し、技能と表現力をどちらも身につけないと歌えない難曲である。これを歌えることは歌い手のステータスになるのかもしれない。


 さて、Youtubeではラビットホールが日刊1位を奪還した。Glorious Dayは2日首位を維持したが、ここで陥落してしまった。そして、イガクは上位に定着しつつある。


 では、7位グループにいく。


7位 哨戒   11,965,809(+2385)

8位 ローリン 11,946,483(+2673)

9位 アンマザ 11,930,752(+6179)


 哨戒はローリンに対してはやや劣勢ながらほぼ均衡しているが、アンマザとの差は実はもう3万近くになっている。とにかく哨戒はローリンからとりあえず逃げ切って、モザイクを抜いて非ミク曲再生数1位の座を得るしかない。そうなれば2021勢が来るまでは十分一桁順位を保てる。蜜柑星はデイブレも715万祭生で45位まで上がってきており、固定ファンが多い利点を活かしていきたいところだ。


 続いて、23位グループときゅうくらりんにいく。


23位 ヒバナ 9,718,732(+3742)

24位 ベノム 9,623,497(+4044)

25位 ロスト 9,616,675(+1611)

26位 フォニ 8,963,436(+5615)

35位 きゅう 8,216,802(+8355)


 ヒバナとベノムの差は95000程度だが、最近均衡ながらもベノムが押している感がある。これがポケミク曲を当てたPと当てられなかったPの違いかもしれない。加えて、かいりきベアの代表作はベノムというイメージが定着しているからかもしれない。DECO*27は代表作のイメージが多すぎる。ポケミクではニコニコ最強の大ヒットを出したじんも少し旧曲の伸びが回復しているが、じんも代表作を決めにくいPであるため、なかなか伸びが上がらない。


 パンダヒーローをカゲロウデイズが抜けそうだったが、米津玄師が主題歌を歌った映画がアカデミー賞を取ってしまったためどうなるかわからなくなった。まさかハチの曲まで影響があるとも思えないが。Youtubeを見てみたが、件の主題歌は伸びていたものの、ボカロには影響はなかった。ということはニコニコでは何も起こらない。しかし、ボカロPがまたひとつ偉業を達成してしまった。


 あまり知られていないが、ハチはかつてはニコニコで3つの年で年間最高再生数を獲得していたPである。要するに10年のマトリョシカ、13年のドーナツホール、17年の砂の惑星である。しかしなぜかここ数年でwowakaに逆転されてしまい、現在はドーナツホールだけちなっている。


 ちなみにヲワカは現在は09年の裏表ラバーズ、10年のワールズエンド・ダンスホール、17年のアンノウン・マザーグースの3年で年間最高再生数を達成している。3年で覇権を取っているPはヲワカのみである。DECO*27も2年(16年のゴーストルール、19年の乙女解剖)で覇権を取っている。この覇権曲というのは意外と難しく、複数年自曲が覇権を取っているのはヲワカとデコのみである。

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