表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

05 スパイがいた時



 次の出来事はもうちょい後。

 それは勇者達と行動を共にするようになってから、数週間後のことだった。


 驚きの事実が判明。

 勇者達と行動を共にする人類軍の中にスパイがいた。


 だけど、そのスパイはまだ年端もいかない子供だった。


 両親を人質に取られてるから、やらざるを得なかったとか。


 勇者は勇者スキルを駆使して、そんなスパイを鮮やかに捕まえたんだけど、


「放っておいたら何をするか分からない。始末しよう」


 だそうです。


 えー。


 子供だよ?


 そんなあっさり判断しちゃう?


 捕まった子なんて、涙目になって震えながらこっちに助けを求める視線を送ってるし。

 スパイしてたの嫌だったんじゃないの?


 確かに「次も裏切らない保証はない」し「また、同じ事をするかもしれない」けど。


 皆の希望の象徴である勇者様が慈悲とか優しさとか見せなきゃ、部下達ついてこないよ。


 だから俺は、仕方なくスパイ少女と勇者の間に割り込んだ。


「あー、勇者様あのー、お願いがあるんですけど」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ