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03 倫理観



 勇者はしみじみとした顔でこちらに説明してきた。


「倫理は大事だぞ」

「はぁ」


 勇者が勇者様をやっていると、ほんと色んな事が起こる。


 唐突に、一休みしていた宿屋の屋根を敵が突き破って現れたり、死体でできた地面を歩きながら移動しなくちゃいけない目にあったり、強行軍が続いてしばらくお風呂に入れなかったり、敵に襲撃されすぎて眠れなかったり。


「勇者の仕事も大変ですね」


 自分一人だったら耐えられない。

 とっくに野垂れ死んでただろう。

 ハードな毎日を想像して、一日でへばる姿が簡単に想像できた。


「そこでお前だ」

「勇者の苦労は分かりましたけど、それと俺の存在がどう繋がるんですか?」

「とにかく今までの事をよく思い出してみろ」


 はぁ。


 俺は勇者様に言われるがままに、ここ一か月の旅路を思い起こしてみた。




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