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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

9mm拳銃

作者: 25

クラゲの協力の元かいた。



 っは!



「だれかああああ! 」

意識を戻して、最初に出た言葉がこれだ…

洞窟のような空間、石油ランプとコンクリートの壁と鉄のドアが後ろにある。


何が起こったのか、わからない・・・・




俺の名前は、純

赤酒商会と言う、密売組織で働いている。

マフィアのメンバーだ


他組織との交渉を終えて、東京へ帰る途中…サービスエリアで仮眠を取って…。

それ以降は、覚えていない。


俺は、椅子に縛り付けられている。

動けない…


「助けてくれ! 誰かあああ!」

必死に叫んでも、誰も来ない…

車が通る音が大きく聞こえた…


どこかの道路から、ほど近い場所であることが分かった。

(ギィィ!)

誰かが、後ろのドアを開ける…

慌てて振り向き、視界ギリギリで、その姿を確認した。


第一印書は、ガスマスク。

ダウンジャケットを着ており、季節感がない服装。


「誰だ!」

その異常な姿を見て、俺は焦った…

誰だって、変な場所で縛り付けられて、ガスマスクをつけた奴が来たら、ビビるだろ?


男は、ゆっくり近づき、こう言い放つ。

「お前には、天罰が下る。」

「誰なんだ! お前!」

俺は、そう問いかけた。

すると男は、ため息をついたのか?

こぉ~っと、大きな呼吸音が鳴る。

「この顔を見ても、思い出せないのか?」

「ヒぃ!」

マスクをゆっくり外して、その素顔を見せた…

その顔に、見覚えがあった。


我々、赤酒商会が過去に、潰した組織がある…

敵対組織 ソーラーシステム…

そのメンバーの顔だった...

血の気が引ける。


殺される…


「これから、お前にいくつか質問する。」

「!」

「正直に、答えれば…解放してやる。」

俺は、仲間のために…これから口を閉じなければならない…

「赤酒商会の本部は、どこだ?」

「行ってたまるか!」

「そうか…」

そういうと、俺の右手をそっと見つめる。

「アンタには、娘が一人いたな?」

「何の話だ!」

確かに、俺はシングルファーザー…高校生になる、娘がいる。

「残念だ…PAPA」

そういうと、男はその場所を去っていく。

「助かったのか?」

そう思った時には、遅かった

部屋中に、ガスが充満する。

毒ガス?違う…睡眠ガスだ!

























































































...


「!」

再び目を覚ますと、俺はコンクリートで構成されている、六畳ほどの空間にいた。

今度は、拘束されていないが、出入り口には、鍵がかかっていて、抜け出せない。


部屋の隅には、銃砲店で売られている、9mm拳銃ーグロック17と弾の入ったマガジンが置かれていた。

(キィィィーン!)

スピーカーから、黒板をひっかいたような、不快な音が流れた。

「その拳銃は、アンタらが…民間人に、持たせたものだ…」

「は?…いや、確かにそうだ…」

そうだ…2023年、赤酒商会の過激派 雷神 が都内で、銃乱射事件を起こし続けた事が原因で 

民間人が護身用として、密輸銃を購入するようになった…


身内のお古を売りつけたんだ…

この拳銃は、政府が対策を練った結果、合法的に、銃砲店で売り始めた物の一つ…


身内が周りに、広めた銃と言ってもいいだろうな。

「サバイバルゲームは、好きか?」

「は?」

「銃の打ち合いは、好きかと聞いている。」

「できれば…やりたくはない。」

スピーカーの向こうから、舌打ちが聞こえた。

「あの時は、笑っていたのにか?」

「…」


「昔…無人島で殺し合いをする映画があった。」

「?」

「さすがに、島の用意は、難しかったが 400平方メートルの迷路を作った。

この迷路で、3日間過ごしてもらう…お前らは、お互いマスクを被って、殺し合えばいい。

3日以内に、最後の一人になれば…ここから解放され、大事なものを返してやる…」

「大事なもの?」

俺がそう呟くと、天井に張り付けられた、モニターが起動し

何かの映像が映し出される。

「はっ!」

移っていたのは、娘だ。


「3日たって、決着がつかなければ、こいつらは、死ぬ。

また、食料 便所も必要だから迷路のいたるところに、物資が入った金庫を置いた。

暗証番号は、俺の質問に答えれば…教える。

嘘を言えば…わかるよな?

物資には、銃なんかも含まれる。

それじゃあ…20人とも…頑張れ」


皆、俺と同じ境遇なのだろうか?…

20人…殺し合いには、少し慣れている…組織柄打ち合いは、よくあるからだ…。

あの組織に入ったときから、俺は、覚悟を決めている。

(ガチャ)

扉の鍵が開く音がした…あの男が始めろと言っているのだろう…

(バァァン!)

早くも銃声が聞こえてくる。


俺は、銃をぎゅっと握りしめた、俺の命は、どうでもいいとは、言えない。

俺が死ねば、娘は死ぬ。

俺が生きれば、娘は生きる。























――――

俺は、仲間を殺した…仲間同士裏切り、仲間を売った。

娘のためだ…すでに悪党だ…罪悪感なんてない…


生き残った…のか?

息を切らし、瀕死で床を這いずりまわる、最後の仲間だと思う男を撃ち殺す。


疲れているのか、銃の反動がとても大きく感じた。

あの不愉快な音が流れる。

(キュィィーン)

「おめでとう…お前は、生き残った…虫の息の奴がいるかもしれない…一時間後に、毒ガスを流す。

アンタの近くに、319と書かれた赤い扉がある…そこから脱出しろ…」

俺は、あの男の指示に、従った。

ドアを開けると、梯子があり上っていく。


もうすぐ助かるから…待っててくれ…


梯子を上り切ると、あの男がいる…俺が狂わせた男…ソーラーシステム 三番手 アース…

拳銃があるが、撃ち殺す気力ももうない…


早く…早く…

アースがゆっくりと、扉を開けると 娘がソファーに座り、気絶していた。


あぁ…俺の娘…助けに来たよ?…結


俺は、涙を滝のように流し、抱きしめた…

(ぶちぶちっ!)

なにかが、向けた…

肌?


娘の肌が破け、中から粘土でできた人形が出てくる。

「へ?」

「アンタの娘は、皮だけになったんだ…4日前に…」

「は?」

「娘の皮膚を丁寧に肺で加工し―」

「ああああああああああああああああああああああああああああ!」


あの3日間は、なんだったんだ?

俺は、あいつの復讐の手伝いをしてしまった。

「じゃあな…あんたは自由だ! やったね!」

アイツが少年のような笑顔で言い放った。

俺は、おれは・おれわ。oreha


hahaha



ahhahaha



俺は、ゆっくりと拳銃をつかみ、ゆっくりとこめかみに押し付ける。

「フ―っ! ツ゚ー フ―」
















































(パァン!)





後の小説のための小説

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