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第二話
泣き声がする。
「ううっ。もうむりだよ。かえりたいよぉ。」
帰りたいなら帰ればいいのに何故帰らないのか…
「あれ?ここ、なに?」
少年が森の中から出てきた。
「うわぁ!、きみはだれ?」
「誰だと聞きたいのはこちらなのだが。」
「あ、そうだよね。ぼくは『ルカ』。きみのなまえは?」
「名前というのは解らないが有る時は『D-136』や『不死者』と呼ばれていた。」
「そうなんだ。じゃあ『フシ』でどうかな?ふししゃさんだとよびづらいし。」
「好きに呼べば良い。」
「じゃあ『フシ』だね。フシはどうしてここにいるの?」
「特に理由は無い。」
「そっか、ぼくこのもりからかえりたいんだ。」
「そうか。」
「かえりみちおしえてくれない?」
「向こうだ。」
そう言って指を指すとルカという少年は森の出口に向かって帰っていった。




