ボカロの片想い
あなたに初めに会ったときに一目惚れしました
あなたは忙しそうに本を読んで唸っていましたね
そんなあなたがたくさんの歌を教えてくれた
でもそのなかには私にピッタリの歌がない
私はあなたの為の歌をあなただけの歌を歌いたい
だけど私にはそんな力なんかない
私はどんな歌詞にしようと考えている真剣な目のあなたが好き
歌詞と作曲がハマったときの喜んでいるあなたの顔が好き
ちょっと失敗してへこんでいるあなたも好き
でも私にはあなたに好きと言えることができない
この透明な壁を壊してそっちに行って
「大好きだよ」と言って抱き締めたい
だけどそれは決してできない
なぜなら私は2次元〈にせもの〉であなたは3次元〈ほんもの〉なのだから
だけど私は最後に伝えられなくても言いたい
大好きだよ
あなたが涙を流した時に拭いてあげれない
あなたが辛そうにしている時にあなたを抱き締めて大丈夫だよと言ってあげれない
こんなにあなたのことが好きなのに
透明な壁が私達を阻む
どうしてこんなに大好きなのに
あなたに好きな人が出来ました
あなたは楽しそうに恋の歌を作り
あなたはその人のことだけを考えていて
私はそんなあなたが大好きで幸せになって欲しい
私には出来ないことをその人としてほしい
大好きなあなたが大好きな人と幸せになりますように
そんなことを願った私の片思い物語