陸軍騎士隊
【ハーレイ・フロイデン】
年齢:34歳
階級:中将。インフェルシア王国陸軍騎士隊隊長。
陸軍騎士隊を束ねる。かつてシャルは、少将で万騎隊長だったフロイデン直属の千騎隊長だった。シャルの兄クライス・ハールディンとは同期かつ同年で、大層仲が良かった。片手に携えるのは剣よりも本であることのほうが多く、冷静で知的かつ温和な性格。部下にも寛容で、少年のころからシャルに目をかけてきた。そのためシャルもフロイデンには頭が上がらない。祖先は異国の人間で、この国では珍しい黒の髪をしている。故郷の主食は米であるため、米料理は食べるのも作るのも好き。芸術的才能の塊。
『オスト式』と呼ばれる名で、シャルたち『ヴェスト式』の名前とは違い、ハーレイが姓、フロイデンが名である。
恋愛感情にはとことん疎く、また言葉遣いなどからは若さがにじみ出ている。
【クライス・ハールディン】
年齢:26歳(没年)
階級:少将。騎士隊万騎隊長。
故人。シャルの兄で、生前は1万の騎士を率いていた。幼いころから騎士を志し、その武勇も卓越していた。自分に憧れて入隊したシャルとその友人レオンハルトの問題児っぷりに手を焼きながらも、弟を大切にしていた。とある任務で、シャルたちを庇って死亡。彼の死が、剣に人生をかけていたシャルの騎士としての情熱を急激に冷ましてしまった。かなりの酒豪だったらしい。
【セーラム】
階級:少将。騎士隊万騎隊長。
フロイデン旗下の万騎隊長のひとり。
【ラヴィーネ・F・ヘッセラング】
年齢:29歳
階級:准将。騎士隊隊長副官。
数少ない女性軍人のひとりで、将官であるのはラヴィーネのみ。男顔負けの武芸を誇り、訓練生時代のシャルとレオンハルトの先輩。さばさばとした物言いが多く、何かと問題を起こすシャルとレオンハルトのことを弟分のように思っている。
フロイデンはラヴィーネが訓練生時代の先輩であり、その頃からフロイデンに思いを寄せていた。しかしフロイデンのことになると思考がまったく乙女に変化してしまい、誕生日のプレゼントさえ渡すことができないほど恥ずかしがり屋。シャルらの尽力で、めでたく思いを告げることができた。
【シャル・ハールディン】
年齢:24歳
階級:大佐。騎士隊千騎隊長。
※『主要人物』を参照。
【イルフェ・ハインリッヒ】
年齢:21歳
階級:中佐。ハールディン千騎隊旗下の百騎隊長。
のちに親衛隊大佐。
シャル直属の部下。シャルの後輩で、彼のことをとても慕っている。身長がかなり低く小柄で少年に間違えられることが多い。本人は身長の低さをコンプレックスにしており「いつかまた成長期が来る」ことを願ってやまない。シャルには仔犬のように思われているが、能力は非常に優秀。シャルの補佐として行動を共にしている。
【フォルケ・セルマンティ】
年齢:28歳
階級:大佐。しかしハールディン千騎隊の百騎隊長を務める。
のちに親衛隊大佐。
シャル直属の部下。シャルが退役してから大佐に昇進したのだが、シャルの復帰とともにまた中佐として部下に戻ってしまう。個性派ぞろいのシャルの部下たちのなかでは常識的な人物。シャルの部下の中では最も新参ながら、イルフェと共にシャルの両腕を務める。
【カイン・V・クロイツベルグ】
年齢:42歳
階級:中佐。ハールディン千騎隊の百騎隊長。
のちに親衛隊大佐。
シャル直属の部下。地方領主の血筋にある由緒正しい名家の生まれだが、容貌も性格も「親父」そのものであり、上官であるシャルにも敬語は用いない。力強い斬撃を繰り出す怪力自慢で、シャルでさえカインの攻撃を受け止めると手が痺れる。敵陣に突撃する際の先発を担い、攻撃の起点となる。
【ヴィッツ・シャステル】
年齢:23歳
階級:大佐。しかしハールディン千騎隊の百騎隊長を務める。
のちに親衛隊大佐。
シャル直属の部下。フォルケと同じくシャルの復帰と共にその旗下へ戻る。何かと気弱な性格で、ちょっとしたことでよく驚く。同僚のフリュードルによくからかわれて涙目になっているが、仲は良くいつも行動を共にしている。幼馴染に求婚して承諾され、新婚生活真っただ中にある。裕福な商人の息子で、中流階級者。
【アンリ・フリュードル】
年齢:33歳
階級:中佐。ハールディン千騎隊の百騎隊長。
のちに親衛隊大佐。
シャル直属の部下。童顔を嫌い、見事な顎鬚を蓄えている。見目は知識人のようで落ち着きや貫禄があるが、一度口を開けば他人をからかう言葉しか出てこない。もっぱらその対象はヴィッツである。しかし連携の取り方は巧み。芸術に関心がある。王都にある劇場の劇場主と親しく、アンリが書き下ろした劇の脚本を納めることもある。
【アレックス・L・インフェルシア】
年齢:18歳
階級:中佐。
※『主要人物』を参照。
【リヒター・オルミッド】
年齢:24歳
階級:中尉。インフェルシア中佐旗下。
のちに親衛隊大尉。シャルの副官。
王太子であるアレックスにつけられた百騎のうちのひとり。壊滅したアレックスの部隊で唯一生き残り、共にシャルの元を訪れる。現在敵の襲撃によって負傷しており、フォロッドの街で療養している。軍に合流した後はシャルの偉大さを改めて目の当たりにし、彼の副官に任じられる。




