6話
アクタ「へぇ、こいつら結構強いんだ?」
兵士「黒種は魔物の中でも中位に位置します。我々の兵士5人で倒せるかどうかをお一人で10体以上倒された方を見たら、不味いと思うのも至極当然なのです」
アクタ「ふーん、まぁそっちの事情だからどうでもいいけど。次からは気をつけないとダメだよ」
兵士「そもそも、魔物を一人で狩って、道で待ち伏せしている人はいないですよ」
アクタ「あぁ、そう言うこと。でもこいつら倒したの偶然だしなぁ」
兵士「能力を使いこなせているようでそうでもないという事ですか?」
アクタ「そういう事」
兵士「確かに、白炎など始めてお目にかかりました」
アクタ「そうなんだ?そういえば、あの魔物って売れたりするの?」
兵士「いい状態なので相当良い値が付くと思います」
アクタ「この辺の金銭感覚がわからないんだけど、どんな感じ?」
兵士「宿一泊2000、ご飯一食700くらいを目安にしてもらえれば」
アクタ「それでこいつらを売るとどれくらい?」
兵士「一体10万くらいでしょうか」
アクタ「それじゃこれで100万くらい?」
兵士「そうなりますね。ただ売るときは気を付けてください。素材の買い付けをするところは多いですが、その分安くしよ
うとする輩もいますので」
アクタ「売る時までついて来てくれたりしない?運んでもらっているのもアレだから7万くらいあればみんなでご飯いけるでしょ?」
兵士「滅相もないです。無賃でやらせていただきます」
アクタ「そう?もらってくれた方が嬉しいんだけど」
兵士「命を救ってもらってさらに賃金をいただくなど…」
アクタ「俺は今運んでもらっているから貸し借りなし。それで俺から頼んでいるんだから借り1。全員くらいのご飯代くらいでちょうど良いと思うんだけどなぁ」
兵士「最初の借りが大きすぎて…」
アクタ「俺はあそこで野垂れ死ぬ可能性があった。それを助けてもらった。そう考えると対等でしょ?」
兵士「それはそうなんですが…」
アクタ「それで良いでしょ。別に敵対したいわけじゃないんだし。仲良くしようよ」
兵士「わかりました。その条件で飲ませていただきます」
アクタ「最初からそう言ってくれれば良いのに」
兵士「不思議な方です。命を狙った者のすぐ横で寝そべるとは」
アクタ「だってもう敵意ないでしょ?昨日の敵は今日の友ってね。今日あったばかりだけど」
兵士「あなたはなんて心が広いんだ…」