29話
トゥンス「…」
スーリス「まさか」
ワンス「呪いが消えた…?」
アクタ「ふぅ…疲れた」
ワンス「何が起こった?」
アクタ「僕が呪いを消した。それだけ。それじゃ上の階に布団用意してもらってるから今日はそこで眠って。ちゃんと施錠するように」
スーリス「え」
アクタはそのまま宿へ帰ってしまった。
ワンスたちは訳もわからず、とりあえず2階に上がる。
トゥンス「あの呪いって消えないはずじゃなかったの?」
スーリス「少なくとも神聖魔法でも消えなかった…」
ワンス「あいつ一体何者だよ…」
スーリス「あの白い炎暖かった」
トゥンス「凄い…安心ができた…」
ワンス「私たち…解放されたんだ…」
ある一角で凄い泣き声が木霊し、幽霊騒動が起きたというのはまた別の話。
―
アクタ「昨日はよく眠れた?」
ワンス「その…ぐっすり…」
アクタ「この店君たちのだから好きにしていいよ。一応僕の名義で買ったから利用してくれると嬉しいけど。
嫌だったら出て行っても構わないよ。僕が無責任って怒られるかもしれないけど」
トゥンス「元々ここはなんのお店だったの?」
アクタ「素材屋。悪徳だったから捕まったけど」
トゥンス「ふーん…」
スーリス「借りっぱなしは好きじゃない」
アクタ「それだったら50万稼いでくれたらいいよ。別に期限は設けないから」
ワンス「そんな甘くていいわけ?」
アクタ「別にいじめたいわけでもないし、何よりスーリスが自由がいいって言っていただろ?それなら自由に
していいんだ生まれながらむしろよく今まで頑張ったと思うよ」
スーリス「自由…」
3人が泣き始める。
アクタ「泣かれても困るんだよなぁ…ほら、他の人の目もあるし」
ワンス「わかった。借りを返して自由になる」
アクタ「これが開業資金の20万ね。50万頑張ってね」




