20話
シルラは訳がわからないようでルーネの部屋に連れて行ってくれた。その後ものすごい足音が聞こえ、勢いよく扉が開き、鳩尾にシルラの頭が刺さる。
アクタはなんとか耐え、シルラを落ち着かせる。
ルーネ「本来であれば奴隷は奴隷商に返さなければいけないのですが、奴隷紋が無いため返す必要がなくな
りました」
シルラはアクタの胡座の上で座り込んでいる。
アクタ「こういうことも横行しているんだな」
ルーネ「極少数です」
アクタ「それでここで面倒見てくれるのか?」
ルーネ「お母さんからは了承を得たので大丈夫です」
アクタ「それじゃ頼むな」
ルーネ「それじゃシルラちゃん、行きましょうか?」
シルラ「や!」ルーネを威嚇する。
アクタ「そこの姉ちゃんは敵じゃない。夜も遅いから寝てこい?」
シルラ「一緒に寝る!」
アクタ「どうしよう」
ルーネ「今日1日くらいは一緒に寝てあげていいんじゃないでしょうか」
アクタ「シルラ、今日だけだからな?明日からは別で寝るんだぞ?」
シルラ「うん!」
ルーネ「それではまた明日ですね」
アクタ「明日から頼む…」
扉が閉まり、横になる。
シルラは先ほどまで眠っていたからか、元気そうである。
アクタ「ほら、寝るぞ」隣をトントンと叩き誘導する。
シルラはしっかり横に来て、横になる。
アクタ「シルラはこれから何がしたい?」
シルラ「何がしたい?」
アクタ「やってみたいことはあるのか?」
シルラ「そういうことわからない…」
アクタ「自分で考えるということもできなかったのか」アクタの目から涙が落ちる。
シルラ「何をしたらいいか、わからない…」
アクタ「それなら明日色んなところを見ようか」
シルラ「お出かけ?」
アクタ「とりあえず、見るところから始めよう」
シルラ「お出かけ!お出かけ!」
アクタ「それじゃ早く寝るぞ」シルラ「うん!」目を瞑って数秒後寝入る。




