あとがき
本日は第九章と第十章の調査記録及び、【原作】Tales of Tetrapiaの計四つを投稿しています。
確認漏れがないようによろしくお願いします。また、最後になりますがよろしければ評価や感想などよろしくお願いします。大変励みになります。
「神の器の追跡者」を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
全100話+SS10話(前後編合わせたら11話分)書き終えました。SSまだの方はぜひ読んでください。SS(特別編)と言いつつ主人公が変わっただけで数々の伏線などありますので、読み飛ばしていたら是非……
私は今回がほぼ初めて、小説というものを書いてみようと思い本作を書き始めました。実は一度数年前に書こうとして諦めたことがありました。
普段は小説を全くといって良いほど読まない私がここまで書けたことがまず自分自身で驚いています。
小説という物にほぼ触れて来なかったので、とても拙い文章だったと思います。このあとがきを読んでいただけるほどに長く読んで頂き、面白かったと思っていただけているのであれば本当に嬉しいです。最後にも書きますが次回作は半年から一年後になると思われます、これからも執筆は続けていくつもりですので、よければそちらもお待ちください。
さて、本当に初期から読んでくださっている方は分かると思いますが、この作品は一応私が運営を務めるテトラピアと言うVtuberグループの世界観を作る際に生まれた「Tales of Tetrapia」を題材に、私が改めて長編小説として書き下ろした物になります。初めは軽くテトラピアの世界観の追加資料といったイメージで書き始めましたが想像以上にガッツリとしたストーリーになってしまいました。(本作は他の運営方は一切関わっておりませんのでご了承を。)
本作、当初実はかなりのバッドエンドに仕上げようと思っていました。今でもその鱗片が見えると思います。侵略者アルマードによってエマと樹は離れ離れになり、最終的に神器として一本の樹になった樹の元にエマがただ一人帰ってきて泣き、自立して楽園を作るといった救いのない結末を思い付いたのが最初でした。
そこからある程度まろやかになり、恋愛的な要素を絡めてできる限り優しく仕上げたつもりです。救いもなるべくあるように変えたつもり……です。
第四章や第一章SSなんかは直接的にバッド感強めだったかなと思っています。
千歳樹という名前も初めから千年以上樹にする前提の名付けでした。実際は10億年にしましたが……人によっては直接的過ぎて少し不快だったかもしれません。
本作のテーマは「楽園」と「全ての物語を肯定する」という視点を元に執筆しました。この世には無数の小説家や漫画家などが書いた無限にも等しいような世界があります。ファンタジーからSF、学園物……そういった全ての物が、一つのインガニウムという物質によって作られている世界の中、並行宇宙に存在する、そうでなくてもまだ外側の世界があることを示唆したり、と言った視点を元に書き上げています。
全ての物語が集まる場所であり、全ての人間が集まるような楽園、おそらく意図は伝わっていませんがそういう考えの元、書きました。
最初から100話の10章構成で、4話かけて基本は起承転結として、25個分の小さなストーリーに仕上げるといったイメージでプロットを書き、書いていきました。
正直、4話毎のタイトルの平仮名カタカナ部分を揃え漢字のみを変えるといったことや章タイトルの言葉遊びなど、無駄だったかなと思う部分もありますが後悔はしていません。小説というものの当たり前を知らないが故の行動と言われたらそれまでかもしれませんが、おかげで個性は出せているのかなと感じています。これがRyhaスタイルです。
とはいうものの、そのせいで後半が急展開になったり起承転結にすらならず次の4話に入り込んだり結の部分が一万字を超えることがあったりと長過ぎたり、問題はありましたがそれはそれで面白かったのかなと楽観的に考えています。かなり特殊だったのかなと、思っております。
以上の通り、本作は知り合いの小説好きからは「小説について何も知らないけど情熱だけで書き切ったもの」と称される程に突っ走りました。そんな風に突っ走れたのも、数少ない評価や誤字報告などをしてくださった方々のおかげだと思っています。
本作は100話とSS10話、記録10個分の120部分を初めてでありながら毎日投稿しました。(毎日……ではない時がたまにありましたが翌日2話分という形で対応させてもらいました。実質毎日です。異論は認めますが……)
この物語自体は60話程度執筆が完了している状態で投稿を始めましたが、追いつく事なく計画的に進むことができました。実は途中、本当に評価やブックマークが付かず数字を気にしてしまい折れかけた事もありましたが、ここまで続けれたのも全て、数少なくても反応してくださった皆様のお陰です。
本当に、本当に感謝申し上げます。
実は、次回作として「メナと幸せの輪」(仮タイトル)を考えて執筆しておりますが、投稿するのは半年以上先になると思われます。半年後から一年後までには少しは拙い文章を脱出できているかなと……思っています。その時はまたお付き合いいただけたら非常に嬉しく思います。
私の次回作はこの小説を最後まで読んでくださった人、こういった世界観が好きなお方にはきっと刺さると考えています。
なぜ1年後などになるか……という理由なんですが、現在当作品「神の器の追跡者」はAmazonKindleにて自費出版しようと動いております。
その為にまた1から見直し、矛盾点無く一般レベルまで文章を向上させようと考えている為です。そちらの方にはオリジナルイラストもしっかりとご用意しています。もし興味があれば、発売次第こちらの方か、自分のページ辺りにその情報を載せようと思いますので楽しみに待っていてください。
皆様、4ヶ月という短い間ではありましたがここまでお付き合い頂き本当にありがとうございました!またお会いしましょう。
Ryha




