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今夏の初物 ~冬瓜~

作者: 真珠姫

 このところしばらく毎日蒸し蒸しと暑いです。

 夏に美味しい野菜というと、胡瓜・茄子・とうもろこし・ズッキーニなどなど。

 そうした中でも、夏場の暑さの中でも我慢して料理したくなるのが冬瓜。


 デパ地下で売っているお弁当には季節を問わず入っているのを見かけることがありますが、意外とスーパーの野菜売り場では取り扱っているのをあまり見かけない野菜のひとつです……少なくとも最寄りのスーパーの野菜売り場ではまだ一度しか購入できていません。

 売っていても八分の一サイズのことが多く、そんなに小さい冬瓜だと煮炊きしてしまうと文字通り付け合わせにちょびっとだけの分量になってしまいます。

 

 本日思い立って、時々は二分の一サイズでどーんと冬瓜を売っているスーパーに足を延ばしてみました。

 入口の野菜売り場。舐めるように眺めましたがありません。がっかり。

 店内を一周して念の為もう一度野菜売り場に戻って、ちょうど野菜売り場の商品チェックをしている様子のスタッフさんに尋ねてみたら、目の前にありました。


「ごめんなさい。目の前にあったのにさっきは見落としたみたいです。」と謝罪したら

「ちょうど今並べたところです。今年の初物です。」と。


 小さめの四分の一サイズで小さい割にはお高い!

 でも見るからに果肉は白くてつやつや、皮が青々ピカピカ。

 しばし冬瓜とにらめっこして、節約精神をポイして連れて帰ってきました。


 買って帰った野菜を料理する前にダメにしてしまうし、料理してからも食べ切る前にダメにしてしまう名人の私ですが、今年の初物サマに敬意を表して、帰宅するなり包丁を握りました。

 皮はキンピラに。

 身は煮物に。


 冬瓜の煮物を冷蔵庫に常備しておくと、食欲の落ちやすい夏には特に得難い一品となります。

 冬瓜の皮のキンピラはネットでレシピを見つけて作るようになりました。それまでは捨ててしまっていた部分ですが、これがまた意外なほど好評です。

 

 梅雨に続いていよいよ本格的に暑い夏が待っています。

 既に夏バテの兆候か何も食べたくなくてますます冷蔵庫の中身をダメにしてしまいそうですが、冬瓜だけは食べる気満々です。



     *********************



 冬瓜について、手元の「オールガイド食品成分表 2022(実教出版株式会社)」で調べてみました。


ウリ科。夏に収穫するが、貯蔵がきくため冬にも利用ができることからこの名がついた。別名かもうり。ほとんどが水分で、果肉は白くてやわらかく、味も香りも淡泊。

調理法:煮物、あんかけ、酢の物、蒸し物、スープ等にする。種とわたをくりぬき、スープと具を入れて蒸す中国料理が有名。

旬:7~9月。

産地:愛知、沖縄、岡山県。


 本日6月23日最寄りのスーパーでも冬瓜が並んでいました。小さめの冬瓜で八分の一サイズ。

 皮のキンピラ作りには我が家の鍋は大き過ぎそう。

 身の部分ミルクパンで十分そう。

 それなのにお高い。

 さすがにあの値段では買うのを断念して廻れ右して帰ってきました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 冬瓜、これからが旬ですね。 我が家では冬瓜と豚肉のカレースープが定番です。 冬瓜の皮のきんぴらですか。 今度試してみます。 ただ、私はわりと野菜くずをきんぴらにするのが好きなのですが(大根…
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