表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

scp××××2-JP 狼少年

作者: 山森三郎

はじめに、この作品はscpを題材にした。二次創作作品です。

すでにある、scpと似た説明や言い回しがあるかと思いますが。何卒ご容赦ください。

アイテム番号:SCP××××2


オブジェクトクラス:Keter


特別収容プロトコル:scp××××2は、サイト92××内に設置された5×3×5mの収容房に収容される必要が

あります。その上で、収容房周辺に最低5名以上の警備員、別室にも最低2名のモニターによる監視を

行う人員を配置してください。ただし、scp××××2が不快に感じるような監視体制は好ましくない

結果や、収容違反に繋がるため叶えられる範疇で、scp××××2の要望に沿った収容内容に

今後も改良していってください。


説明:scp××××2は、年齢7~10歳程に見受けられるギリシア人の少年の姿をした人型実体です。

しかし、彼の運動能力や体性神経系は常人を遥かに超えており、プロアスリート以上のポテンシャルを

有しています。scp××××2は、収容されてから現在に至るまでの自身の置かれている境遇にひどく憤って

おり、常に何らかの要求を行ってきます。この要求に対して、財団側の反応が無かった場合彼は

自身の身体能力と、現実改変と思われる能力を躊躇なく使用して収容違反を起こします。

彼は今現在に至るまでに、××回の収容違反を起こしています。

scp××××2には、重火器等によるダメージを一時的には与えられますが、それは決して致命傷や

完全な拘束に至らせることは不可能であると推測されていますし、何より彼の機嫌を損ねるのは

大変に危険です。食事等に強力な睡眠薬を混入して摂取させたこともありますが、一切効き目は

ありませんでした。


以下は、×回目の脱走の2週間後にサイト92××に戻って来た時にインタビューをした時の音声記録を

文字に起こしたものです。


磯部博士(以下磯)scp××××2、今回でもう×回目の脱走だが何故またここに帰って来るんだね?


scp××××2(以下2)ここには友達(他のscpを指すらしい)もいるからね。退屈しないで良いよ


磯 そうかね。しかし、君が勝手に収容施設から出している友達の中にはとても危険なアノマリーも

        あるからね。あんな事をされては困るよ。とてもね。


2 そんなこと言われても知らないよ。僕がそうしたいんだ。それに、何か起きても僕の力で

         なんとでもなるよ。大丈夫大丈夫。


磯 大きくため息をつく


2 それよりさ、今日の晩御飯は何?僕おなかが空いちゃったよ。今日はカレーがいいな。


磯 分かった。食事担当者に、そう伝えておく。


インタビュー終了


なお、この日の晩御飯はscp××××2の要望通りにカレーであったが、味付けが甘口であったことに

scp××××2は難色を示し、再び収容違反を起こしかけた。




補遺


【要レベル5クリアランス】

     ・

     ・

     ・

     ・

     ・

開示します。


scp××××2が有する現実改変能力は、本人が自己申告した3回嘘をつくと4回目には本当になる

といったものではありません、定期的に行われる確認のインタビューによっても、その発現までの

回数がごく稀に違うことや、3回目に収容違反を起こそうとした際に、サイト内とサイトを

取り囲んでいたエージェンントや、機動部隊合計××××名の重火器を一瞬にして無力化させた現象は

時間にして、僅か1秒程の間に行われました。収容プロトコルには、収容方法が書かれてはいるが

何の意味も成さないため、scp××××2の収容房には鍵がかけられておらず、scp××××2の意思で

自由に出入りが出来ます。scp××××2の能力は、あらゆる世界終焉シナリオや、再構築シナリオへの

引き金に成りかねないので、とにかく彼の機嫌を損ねないように最大限の努力をしてください。








いかがだったでしょうか?今回は出来るだけ短く分かりやすくするつもりでしたが、前回とそんなに

変わらない文字数になってしまいました。今回のアノマリーはベタですが意思を持っているscpで

しかも、かなりやっかいなやつ系です。作者は潜在的Keterとか、これ絶対未来やべーな系が大好きなので

そのうちに、taleぽい終焉シナリオとか、その後の再構築シナリオも書いてみたいです。次回作も同じようなペースくらいで書けると思います。読んでいただきありがとうごさいました。


以下参考資料等、敬称略、順不同

SCP財団、SCPデータベース、SCPライブラリ、ウィキペディア、イソップ寓話、嘘をつく子供

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ