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虚構の世界

作者: 猫乃つづり

今日は風が強く感じる日だった。

雨が突然降り、風が突然たなびくとはこの事なのだろうと、このところ思った。

今日は外に出るのはやめておこうと思った。

そんなとき、私の気分は憂鬱になる。

外に出られないということは、ポテチとコーラが買えないということ……。

しかし、それでもいいと思った。

だって、虚構の世界で満足すればいいのだから。

例えば、狩りをしたりして過ごすのも良し、戦略を練って、世界を征服するのも善し、煽り運転をするのも善し、それが虚構の世界、つまり、ゲームであれば、別にいいのだ。

だから、ゲームは楽しいと感じる。

自分の命が脅かされず、虚構の中だけで繰り広げるメカバトルとかが最近の私のお気に入りだ。

いつか、アニメで見た、フルダイブ技術があったら尚更楽しいのだろうとも思うが、少し、不安になる。

ゲームでの死が、現実の死に疑似して錯覚するようになれば、それはゲームではなくて、虚構の現実になってしまうのではないだろうか。だから、ゲームは自分の持っているゲームの機器の中だけでいいとも思えるのだった。

このところ、私は本など読んではいない。

本の中に求めることよりも、即時性のあるゲームにはまりがちだ。

ゲームは楽しいものだ。何も脅かされないのは確かだ。

しかし、私の現実生活に影響を及ぼしてるのは確かなのだろう。

そして、今日も1日1食とか、夜更かしとか、自身の命に確かに悪影響を及ぼしてるのは確かなのかもしれない。

それは、まるでゲリラ豪雨とか、突発的な風みたいにある日、ポツリと襲ってくる悲劇にはどうやって対処しようかと考える前に消えてしまうのだろう。


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