表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/183

ガラス③

 ガラス用の炉を更新したけど、もう一つ改善できるところがある。


 それは材料の、砂だ。

 砂の質を良くする事で、より綺麗なガラスを作る事ができる。

 砂の選別方法と、混ぜ物。

 次はそこに口を出そう。



 細かい話をするなら、ガラスの材料は砂(珪砂)、ソーダ灰、石灰石だ。

 ここで使われる砂は最初から透明な物で、砂浜で特に白い砂をよーく観察すると、透明でキラキラ光っているのが分かると思う。

 白いのは、光の乱反射だ。


 ここで色つきの砂が混じると、透明にならない。

 無駄に人手をかけてでも、透明な物を作る理由があるかどうかだけど。

 正直、ガラス瓶を作るだけならそこまで透明でなくても良いんだよね。


 ただ、不純物が多いと透明度が下がり色が付くだけでなく、ガラス内部に気泡ができたりして強度が落ちる原因になる。

 色はともかく、不純物除去だけはしっかりやらせるよ。



 ソーダ灰は、海水から作れる重曹を加熱するとできる物だ。

 一応、村でもなんとか生産できる。


 こちらは特に言うべき事も無い。



 石灰石はただの採取品。

 石切場で手に入るので、特筆するような事も無いだろう。



 あとは金属などで色を付ける事もできるんだけど、そこまで研究したいとは思わない。

 村民に「余力がある時に試してみて」とお願いしたぐらいだ。

 どれぐらい時間がかかるか分からないけど、あとで成果が出ると思う。


 色を付ける為のものも不純物扱いだからな。

 基本の技術が無いうちは無理をしてまで手を出すべきでも無い。

 ゆっくりと、出来るところからやっていけば良い。





 肝心の不純物除去の方法だけど、これはふるい(・・・)にかける方法だけど、コツが一つ。

 砂を砕く時にかける圧力を調整して、早く砕けた物を先にふるいで落とすやり方があるのだ。


 ガラス用の砂はけっこう硬いので、ちょっと圧力をかけただけでは砕けない。

 脆い不純物はすぐに砕けるので、低圧の石臼にかけて不純物除去、その後に本命の石臼で砂を細かくしている。

 二度揚げならぬ二度砕きで不純物を減らせるのだ。



 これでガラスの品質も上がる事だろう。

 手間に見合う成果であれば良いな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ