ガラス②
ガラス作りは、そこまで難しくない。
ゲーム的な補正があるからか、村にある炉で普通に作る事ができる。
ただ、品質はいまいち。
「作れる」事と、「上手く作れる」事には大きな違いがあるという訳だ。
俺がやるべき事として、生産性と品質の向上のために新しい炉の図面を用意する事から始まった。
ガラス用の炉は、「坩堝」と呼ばれている。
「人種のるつぼ」という言い方をするように、「なんでも溶かしてしまう」高温の炉だから、そう呼ばれるようになったらしい。
その温度は1300℃。用途によっては1500℃の物が使われる。
鉄よりも高温の炉が必要という事だ。
それをずーっと、ずーっと維持し続けるのが坩堝である。
ゲームの時代の坩堝は一回でも火を落とし温度を下げると、もう使えなくなるらしい。だから使い始めたら、とにかくたくさん作っておく。
あと、ガラスは急激に冷やすと割れるので、600℃の炉を別で用意し、そこでゆっくり冷ましていくという。
村の炉も、その為に2つ並んでいる。
そんなわけで、ネット検索。
まずは炉床。坩堝を置く台のような物だ。形状はピザ釜が近いので参考にした。断熱効果を期待している。
あとは中に鉢のような、坩堝を置く。ガラスはここで溶かす。
炉床に火を入れ、熱くなった坩堝からガラスを取り出す訳だけど。
手を突っ込む訳にもいかないし、坩堝は取り出せない。
金属の棒で掬うんだよね。なかなか怖い。
どうでもいい余談だけど、ネット上の情報は今使われている電気炉ばかりだった。
ほぼ参考にならない情報が溢れているから探すのに苦労したよ。
最初に作られたガラス用の炉は、製鉄用の炉を流用したような物であまり効率が良くなかった。
これで少しでも多く品質の良いガラスを作れるようになると良いんだけどね。




