表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/183

携行保存食

「はぁ。なんで私なんですかね?」

「作物を育てる事と、育てやすい環境を作るのはレーラが一番詳しい。

 なら、その逆も頼めないかなって思ったんだよ」

「ええ、ええ。分かりました。引き受けましょう。

 はぁ」


 俺の要請に、普段は畑担当のレーラはちょっと嫌そうに、だけど諦めた顔で(イエス)と返した。



 出されたクエストを並べて見ると、何から始めればいいかは明白だ。

 最初に作るのは、道である。


 キャンプ地を整備するにしても、そこまで人とモノを運ぶ道は必須。

 携行保存食を開発するのは並行すればいいとしても、方向性を決めて、それから畑の作物を選びなおすぐらいである。レシピはネット任せだ。

 なら、道を優先するのが分かりやすい。



 道を作ると言っても、アスファルトで固めるような事はまだできない。

 やる事は、木を切り倒し草を刈り取り、あとは踏み固める程度の事までだ。

 レンガを敷くとか、そのレベルもまだ難しい。


 今の俺たちにはそれだけでも大事業である。





 道の方はレーラ任せ。

 俺はネットで調べた携行保存食の方を受け持つ。


 基本塩漬け、肉でも野菜でも、塩に漬けて水分抜いて。

 発酵させるのもあるけど、そっちはすでにやっているけど、主食じゃあない。



「小麦そのままを持っていくのが一般的か?

 いや、塩クッキーにしておく方が保存食としては正解か」

「甘いのは駄目ですか?」

「塩っ気の方が大事。と言うか、甘味の元が少なすぎる」


 ラルーニャと話ながら進めていくけど、こっちはこっちでなかなか難しい。

 クッキーを持っていくにしても、他に何を持っていくのかとか、そこまで考えないと意味が無い。


 考えつくものは多いけど、単品ではなく一食として考えてみると、選別が面倒なのだ。

 あと、実際に作れるかどうかの検証も。


「いっそ、乾麺に手を出すか……」


 これも、時間がかかりそうな話であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ