表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/183

探検①

「では、出発!」

「おー!」


 準備が終わったのならすぐに出かける、という事で。

 翌朝、まだ日が昇って間もない頃に俺たちは出発した。


 寝るのが仕事のお子様、アセリア。

 この子だけは寝たまま連れて行けばいいかと考えていたけど、アセリアもちゃんと起きていた。

 俺が子供のころは、イベント前日になかなか寝付けず翌朝が辛かったんだけど。


 俺よりしっかりしているな、この子は。



 最初こそ海岸沿いに進んでいた俺たちだが、昼を回ったあたりで森の中を進むことになった。


 そうなると方角は太陽が見える場所を探して、そこで確認するしかなくなる。

 あとはこれまで進んできた道を振り返りつつ、方角を確認するぐらいか。草を刈り木の枝を払っていれば獣道ぐらいはできるのだ。


 方角を確認するアイテムで最初に思いつくだろう磁石はまだ無い。

 作りたいけど、それを作る前提条件が足りていないのだ。金属加工技術が未熟すぎる。

 コイルというのは、かなり加工が難しかった。



 あの巨木は木々の上からは目立つけど、木々の下にいる俺たちから見えるものでもない。

 あの巨木なみとまでは言えないけど、数10m級の木々が生えている中では空の先など見通せない。

 木を登って、などと言い出す気にもならないほど、緑の天蓋は遠い。


 もっとも、それは悪い事ばかりではない。

 日の光が差し込まないから周囲はそこまで暑くならないし、木々が調整しているのだろうか湿度も低めだ。

 フィトンチット、だっただろうか? 木々が出す森の匂いが精神に良い作用をもたらしている。


 森林浴をするには良い環境だ。


 だがしかし、それは荷物が少ない時の話。

 一人10㎏もの荷物を抱えながら歩く今は、疲れにくい環境に感謝はするけど、そこまでお気楽ではいられない。

 足場の悪さなども影響して肉体が疲弊し、徐々に休憩も長くなる。



 そうして森に入り、3時間ほど。

 当初の予定と違い目的地にたどり着いていないが、やや開けた場所で俺たちはキャンプをすることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ