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畜産の現場

 魔法で送風。

 MPの方は事実上の無制限なので、あまり考えなくていい。

 これがMMOとかブラウザゲームであれば時間経過をかなり意識しないといけなかったりするけど、個人ゲームで開拓ゲームの場合はあんまりガチガチに管理しなくてもいいじゃないと、緩い設定がされているだけ。

 それに魔法の維持も気楽なもので、一回設定しておけば、あとは勝手に維持される。

 効果範囲が俺の回りだけっていうのとオンオフぐらいだな。気を付けるのは。



 この送風で面白かったのは、俺の人気が一気に高まったこと。

 それこそ、今まで世話をしていたラルーニャよりも。俺の移動に合わせて付いてくるんだ。カルガモの親子みたいに。

 おかげでラルーニャから可愛い嫉妬をされるといったハプニングもあったよ。





 そんなこともあったけど、普通の手伝いもする。


 臭い鶏糞をスコップで台車に積み込み、堆肥にするところまで運ばせる。

 元気なニワトリの中で餌を餌箱に入れ、水箱の交換をする。餌箱はともかく、水箱は水が腐るから、定期的な交換が必要だ。


 これらは基本、肉体労働、単純作業になる。

 誰でもできるが、気合いと根性を要求される。これはリアルと全く変わらないだろう。ここは機械化されてなかったし。

 リアル畜産家の方々、お疲れ様です。


 ここもリアル畜産家の人と変わらないこととして、俺たちは自分達で飼料を作っているということ。

 飼料はその材料を海外からの輸入に頼っていることが多く、それでは値段、経費が安定しないからと、穀物や大豆は自分で作る畜産家は多い。

 いや、ほぼすべての畜産家がやっていると言っていい。


 畜産業は大変だ。

 薄利で重労働。

 もっと報われてほしいね。

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