新人:畑の委員長ヴァレーリヤ
小麦と畑ばかりにかまけていたけど、時間が経てば他の所も開拓されていく。
川には筏が浮かぶようになったし、海でも魚釣りが始まった。
農地は広がり次の畑が耕され、新しい家が建つようになる。
家が増えて、とあるフラグが立った。
「はぁー。なんですか、この畑は! 全然ダメですよ!!
村長! この私、ヴァレーリヤが来たからには、畑で手抜きは許しませんからね!!」
嫁に続く、新しい統括用NPCの追加である。
俺との関係は「しっかりものの委員長と、だらしないクラスメイト」。
ここは島で学校でも何でもないけど、分かりやすくていいと思う。
性格はもちろん世話焼き女房タイプで俺と畑の面倒を見てくれるだろう。
外見の方は、おかっぱ頭に眼鏡装備の古典的委員長を目指してみた。
やや小柄だけど、体つきはちゃんと女性的にした。
委員長って言うと「鉄壁」ってイメージはあるけど、「絶壁」とは言わないし。たゆんたゆんでもいいと思います。
専門はもちろん、「農業」系。
畑を中心に活躍してくれる事を切に願う。
なお、今回もロシア語による命名だ。
嫁ポジションのラウラと違い、ヴァレーリヤはちょっと親しい他人といった距離感になる。
よって愛称ではなく略称で呼び合うのが普通だ。
ヴァレーリヤの場合は『レーラ』と呼ぶ。
他にもいくつか略称はあるけど、俺たちはこれで通すよ、という話だ。
なお、レーラはラウラの事を『ローラ』と呼ぶ。
ラルーニャは愛称なので、一部例外はあるが、友人でも使わないのが普通である。
「村長! まずは畑を直すのに人をください!」
レーラは早速、畑をどうにかしたいと訴える。
「畑にかけた手間の分だけ、作物は実りを持って応えてくれます。
いいですか、小麦のための畑なら――」
どれだけ不満があるのかは分からないが、とにかく情熱的に、畑の改良について語りだすレーラ。
うん、言っている事は半分も分からないけど、とにかく人手が必要で、色々と手を加えたいらしい。
仕方が無いね。
ここは専門家に任せるとして、しばらく新しい畑の開墾よりも、既存の畑を改善していこう。
「いえ! 畑の開墾は進めて欲しいです!」
そんなに人手は出せないよ?




