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育て方

 品種改良って、中世ヨーロッパでも盛んにおこなわれていた。

 だからこのゲームでも普通にできるんだけどね。

 ただ、もとになる複数種類の小麦が手元に無い。


 品種改良については、また後で考えよう。世代を重ねる必要があるし、乱数が大きい。

 遺伝子の切り貼りが狙って出来ればまだいいんだけど、そんな技術は無いからね。

 下手をすると、島で育て始めたというだけで品種が変わる事もあるみたいだ。


 今はせいぜい、質の良い小麦の遺伝子を残していくぐらいしか、打てる手は無い。





 じゃあ、次。

 育てる環境に変化を付ける、そんなやり方で行こう。



「この畑には、ちょっと海岸の風を受けるように――」

「こっちには海藻を焼いたものを混ぜて――」

「鶏糞は全体に、まんべんなく混ぜるように――」


 生育環境を変えつつ、そこに違いが出るかを試す。

 これも1世代で結論が出る話ではなく、せめて5世代は経たないと傾向が掴めない。

 長い目でやっていく事になる。


 環境、肥料、その他の要因。

 思いつくことを全部やったら畑が足りなくなるかサンプル数が少なくなるので、候補を絞って項目を一つ一つ潰していくことにした。



 ちなみに。

 「その他の要因」って所に、俺は一つの可能性を見出している。


 それは『魔法』の存在だ。

 育てるときに、水やりの水を俺の魔法で賄った場合、どのような変化が起きるのか?

 ラノベ展開では「小麦が魔物化」「魔法に適応した品種」の二択なんだけど。



 もしかしたら、モンスタードロップ品の『魔石』を砕いて土に混ぜなきゃ駄目というオチがあるかもしれない。

 でも、試すだけ試したい。


 一応、勝算はある。

 魔法に関しては、この島では「自分だけの特殊技能」って扱いだから、ちょっとぐらい優遇されている可能性がある。

 水やりの頻度を考えると大変だけど、やる価値はあるだろう。

 それに、俺がログインしていないときは勝手に進むんだ。あんまり気負う事でもない。



 細かいところはやってから考えるべきだ。

 ノウハウって、成功と失敗の蓄積だからね。

 失敗まで楽しまないと、やってられんよ。

 挑む事に意義があるんだと考えよう。

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