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僕と転校。
転校初日、全校生徒の前に転校生だけ並ばせられた記憶は今でも覚えている。
とにかく生徒数が多かった。
(同じタイミングで転校してきた生徒の数自体も多かった)
前まで通っていた学校の2倍くらいの数だった。
だが、子供というのは不思議なもので
すぐに友達ができた。
引っ越す前は平日は夜9時に寝たり、ゲームは土日に30分ずつというルールがあったが、
引っ越してからそんなルールもなくなった。
母は引っ越しと同時に自宅ショップを開店させた。
今まで我慢させてきたであろう趣味の時間に没頭していた。
(手芸とは別にガーデニングにも力を入れていた。)
そんな小学校生活を送っていた中で
ある日、妹の担任の先生に呼び止められた。
「○○さん(妹の名前)のお兄さんだよね?」
「はい?」
「○○さんのクラスの担任なんだけど、お母さんのことで少し聞きたいんだけどいいかな?」
「はい。」
「お母さんって家にいないこと多い?」
「いや、そんなことないですよ。」
「○○さんが、お母さんがよく家にいないって言っていたんだけど本当かな?」
「月に1回くらい遠方での手芸教室があるので家を空けるけど、夕方には戻りますし、ほとんど家にいますよ。」
「あー、そうか。ありがとう。」
そんな他愛のない会話だったので、その時は気にも留めなかった。




