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第6話 魔王のもとへ行く

俺を先頭に次々と人が入ってくる。

少し進むとゴブリンが現れた。

うん、1体ならよかったんだけど・・・・50体以上いるよ。


「だ、第3王子様。どうしましょう。こんなの倒せるわけありません。」


そうだな、乙女ゲームの第3王子なら倒せないかもしれないが、今の俺なら余裕だ。


「我に力を与える精霊よ。目の前の敵を凪ぎ払え。炎の海〈ファイアオーシャン〉」


すると目の前の敵が、いや・・・・目の前の空間が全て炎に包まれた。

ちなみに、詠唱は必要ないよ。でも、なんか、カッコいいじゃん。

ラノベの主人公たちはカッコ悪いとか言うけど俺にとってはカッコいいの極みだよ⁉


「だ、第3王子様。聖属性だけじゃないのですか?それに上級魔法をあんな詠唱で、」

「すげぇ、絶対勝てるぞ!この戦い!」


うん、そう褒められると俺も勝てる気がするよ。


「早速階段を探して最上階へいこう!」

「って、今度はオーク?」

「勇者様!早く魔法でやっちゃって下さい!」


3体のオークが現れた。

第3王子様から、勇者様に変わったよ。多分勇者としての期待がなかったけどさっきの魔法を見て期待が持てたんだろう。なんか魔法使うの嫌だな。普通に剣で倒そう。


「何で魔法使わないんだよ」

「まぁ、魔王倒せればいいんだけどな」

「あの王妃の息子だろ?勇者様ー。とか呼んどけば機嫌よくなるっしょ」


兵隊達よ、名前で呼んだほうが機嫌よくなるぞ。

そんなことより、オークを倒したら少し光って消えたんだ。

つまりこれは幻ということになる。そして、触ってる感覚もあった。

なんていうかこう、何て言うんだろうな?まぁ、分身みたいな感じ?それも違うか。

もし、さっきのゴブリンも操ってるとしたら凄いヤツだぞ、魔王。

これは作戦変更だな。ちまちま階段探して体力使うわけにはいかん。


「天井壊して進むぞ。気を抜くなよ」


兵は驚いた顔をした。

俺は、剣を上に向ける。


「我は神の力を借りるもの。今、力を貸せ。光の剱〈ライトソード〉」


そう言うと剣から太いビームが出る。そのビームは、天井に穴を開けた。


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