第5話 乗り込む前に休憩をします
はい。いきなりですが、魔王の城?につきました。
ダンジョンみたいになってます。
想像してたのと違うけど、こんなもんなのかな?
「ひとまず休憩をとる。万全な状態になってから魔王をおとすぞー‼」
「「「「はい」」」」
万全な状態か。もう万全な状態なんだけどな。
「ロキシール様」
うおっ、話しかけられたよ。
って、確かこの子息子さんだ。
「ロキシール様は魔法は使えますか?」
そりゃ、勇者だもん。
使えなきゃ駄目じゃん。
「勿論、使えるさ」
「流石です❗ちなみに何属性ですか?」
あれ?いってなかったっけ?
あぁ~、確かあれだ。そんな魔法が何属性使えると、勇者かどうか怪しいからみんなに黙っとくことにしたんだっけ。トリプルでこの騒ぎ?だかり全属性とかダメにきまってるか。でもさ、別に勇者も魔法使えてもいいと思うんだけどな。
「1つしかないよ」って言おうとしたんだけど、なんかこいつ、「どーせ1つしかないんだろw」みたいな目で見てきやがる。さっきまでの子供っぽさどうした?
ここはトリプルって言おう。そうしよう。
「トリプルだ。お前は?」
「トッ、トリプル!?はぁ、流石ですね。僕はダブルですよ。ちなみに僕の名前はロバートです」
「ロバートか、俺たち名前似てるな!」
「そ、そうですか?」
うん。ロバートとロキシール。俺は似てると思うな。ロバートも笑顔に戻ったね。
流石にトリプルは大人げないかなぁ~ってロバート君の反応見て思ったからね。笑顔になってよかったよ。
まて、そういえば、ロバート、ロバート。あっ、乙女ゲームの攻略対象者だ。
確かロバートは、幼い頃に魔力暴走が起きてしまって、それで使用人を怪我させてしまうんだよな。それがトラウマになっていたはず。確かそれが10歳の時の頃。
うん、全然トラウマがあるように見えないね⭐
探ってみるか。でもなぁー、それで俺の友達候補のロバート君に嫌われたらなぁ~。
でも、うん、度胸は大事!聞こう!
「ねぇ、ロバートさn」
「休憩を終了する‼第3王子様を先頭に城の中へ続けーっ‼」
「頑張ってください‼ロキシール様」
また、被らせたな、騎士団の団長さんよぉー。どうしてくれるんや。
せっかく、勇気を絞り出して聞こうと思ったのに。全くもう。
てか、俺が先頭かよ。捨て駒じゃん。
まぁいいか。
なかなか、ダンジョン入れません。
次回入れます。