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第3話 属性

ただいま俺は勇者修行の最中です。


「ロキシール様、やはり貴方は天才ですね。五歳なのにもう剣を扱えるとは、しかも騎士団長を倒すなんて」

「そんな、ジル先生の教え方が上手いんですよ」

「そう言っていただけて恐縮です、殿下」

「その呼び方は止めてくださいといってるでしょう」

「そうでしたね。では、今日からは魔法の練習に入りましょう」


教えてくれてるのは、ジルシール・ハルベルク先生です。

この人だけは、俺を名前で読んでくれる。始めて俺という存在を認識された気分だよ。

凄く嬉しいね!

それより魔法か、乙女ゲームでのロキシールは聖属性魔法しか使えてなかったけど俺はどうなんだろう。

・・・・何でこんなに乙女ゲームに詳しいかというと妹がやってたからなんだよ。一緒に攻略しようって言われてさ、だから決してホモではないぞ!


「ロキシール様は勇者なので恐らく聖属性だと思いますけど、ダブルやトリプルという可能性もありますからね、この魔道具で調べてみましょう」

「ダブルやトリプルってなんですか?」

「あぁ、属性が2つか3つあることですよ。ちなみに私はダブルです」

「へぇー」

「ではこれに手をかざして下さい」


俺が水晶玉みたいなやつに手をかざすと、水晶玉みたいなやつが光だした。

色は黄色と水色と緑色。


「ほほぉう、トリプルですか、流石ですね」

「最大で何属性持ってる人がいるんですか?」

「トリプルが最大ですよ、トリプルなんてこの世界に10人しかいませんよ」


トリプルだったから乙女ゲームとはやっぱり違うか、トリプルが人類の最大らしいから、結構強いと思う。


「あくまでロキシール様は勇者ですので剣を魔法で包むような感じのものを覚えましょう」

「はい」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


修行が終わり、魔法を出して剣を包むのは出来るようになったんだけど、何て言うかこう、イメージと違うみたいな?でも、ジル先生は素晴らしいって言ってくれたよ。

ラノベやアニメでみたやつを参考にイメージしたけどうまくいかない。

これは努力が必要だな。


「おい、第3王子よ。勇者の訓練とやらはどうだ?まぁ、貴様は第3王子だから王様にはなれんが、せめて勇者として活躍するよう、期待してるぞ」

「はい、レオン様」

「私が王になったとき魔族がいなくなってるといいんだがな。期待はしてないから、サボるといい。」


このいろいろ矛盾している人は兄の第1王子、レオンだ。乙女ゲームの方では優しく正義感にみち溢れているとかなってたけど、どうなんだろうな。どっちかっていうと、影から応援するタイプだし。

ツンデレってゆうやつなのかな?

回りと同じで第3王子って呼ぶけど、少し優しさが感じられる。

結論:レオンはいいヤツ


まぁ、そんなこんなで部屋に戻ったんだけど、やっぱり普通に魔法使いたい‼

剣を強化するとかじゃなくて、普通に火の玉を撃ったりしたい。

ということで、俺の使える聖属性、水属性、木属性をやってみたいと思う‼

まず、水の玉を出す。もちろん無詠唱だ。

おぉ、でたでた。これを壁に投げる‼

ドゴッ・・・・壁がへこんだ。

おぉ、凄いな。次は木

あの壁を直すイメージで、

・・・・・・直った。おぉー!嬉しいねぇ‼

もうこれ火の玉とかも出せそうなくらいテンション上がってるよ‼

せっかくだから、火の玉を、だ、す。

できちゃったよ。


数分後


調べたところ、全属性使えるんだよね。

俺の推測だと、あの水晶玉、三属性までしか反応しないんじゃね。と、思った。

俺、チートだひゃっほい‼

脳内祭野郎みたいになっちゃうよ。12歳が楽しみだね‼


次回、いきなり12歳から始まります。

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