第2話 この世界は
まぁ、色々あって俺、5歳になりました‼
いやー子供の成長は早いね~。グングン育つよ。
そして、王子教育と勇者修行が始まりました。王子教育なんてほとんど暗記なんだけど若い脳は違うわ~。すぐに覚えられるよ。素晴らしい‼
それで、この五年間で俺が得た知識はここは乙女ゲーム風の世界かもしれないということと、勇者という役職だったということ。
乙女ゲームは、あくまで風だよ風。出てくるキャラの名前とか位は会ってるんだけど設定が違うみたいな。
例えば、俺の乙女ゲームの設定は、母親に愛され過ぎたり、自慢するわけではないがこの容姿からいろんな令嬢にアピールされたりして女性恐怖症の末期みたいな状態になっちゃってたりする。そして、役職が勇者だから学園に行く前に魔王の城へ行くことになるんだが12歳で挑んで呆気なく負けてしまうんですよ。それで、殺されない代わりに魔王の娘を俺の国に連れて帰って婚約者とし、魔族との同盟を結ぶことになるんだけど、ゲームの中ではそれが悔しかったのか、なんかこう、自分は弱者のグズだ。とか思っちゃうようになるんだよね。
それを乙女ゲームの主人公が癒して心を開くという感じなんだけど。ちなみに乙女ゲームの主人公は実は聖女で、最後に同盟が結べないなら「殺す」って考えを持った魔王の娘と魔王を倒します。
俺、メンタルザコッ。てか、何で聖女加わっただけで倒せるようになってるの?
乙女ゲームの主人公最強説
それで何でこれで、乙女ゲーム風なのかっていうと、
まず、俺母親に愛されてないし、むしろ存在をあまり認識してないって言うか。勿論、第3王子の俺は認識されてるんだが、ロキシールとしての俺はいないみたいな。母親にとっては政治の道工でしかないみたいな感じが目で伝わって来るんだよね。正直、居心地悪いよ。
こんな感じで、違うんだよね?もしかしたら、俺が転生したから、俺だけ変わってるのかも知れないけど。
まだまだ乙女ゲーム風の世界か調査の余地あり!