第1話 転生
俺は仕事が見つからず、ニート状態のダメ人間⭐
趣味はラノベを読むこと。夢は異世界転生⭐
絶賛仕事募集中です!
さぁ、今日はバイトの面接!
頑張ろう!
このテンション疲れるかも。
ていうか俺ちゃんと仕事探してるからダメ人間ではないよね?
「バイトの面接頑張るのよー」
「はーい」
「お兄ちゃーん、頑張れよ!」
「ヘイヘイ」
ちなみに今話しかけたのは母親と中1の妹です。妹、言葉遣い男だなー。
母さん、「どうせ、受からないだろうな~」感が伝わります‼
そんなに信用ないかな?俺。
よーし、絶対受かって母さんと妹を驚かせてやる‼
っと、その前にあそこのコンビニ寄って栄養補給しよう。
・・・・・この横断歩道長いな。
車来てないし渡ってしまおう。そうしよう。←ダメ人間⭐
「そこの兄さーん!あぶねーぞー‼」
「えっ?」
左、右、確認。
右からトラック接近中。
妖○ウォッチのジバニ○ンってこんな気持ちだったのかな?
そう思った瞬間、体が吹き飛んだ。そう、見えるものはただひとつ、道路‼
あ、これ死んだわ/(^o^)\
ドゴッっ、て音かしてから頭が暖かい。赤色が見える。血か、
まだ、バイトの面接やってないんだよなー。
死ぬのか、おれ。どうせなら、転生して人生もう一周したいな~。
だんだん何も考えられなくなってくる。意識が、遠退いていく。
サラバ、今世。
気がついたら赤ん坊になっていた。
これは、もしや、転生では?人生もう一周できるのでは?夢が叶ったのか。夢なのか。
そんなこと考えてたら、会話が聞こえてきた。
「ルリ様、男の子でこざいます」
「まぁ、男の子!・・・でも、第3だから意味がないわね」
「ルリ様は第1王子も第1王女も産んでいますので権力的には問題ないかと」
「それもそうね!出来れば第2がよかったけどあの女より早く授かれなかった私の失態、保険も出来たし十分よね」
「はい、ルリ様」
うん、なんとも言えない感情だよ。
とりあえず俺の立場は第3王子らしい。そして、俺がいた世界じゃない。異世界かな?異世界だよな。うんそうだ異世界だ。
それにしても、王族か、めんどくさそうな立場だなー。しかも、この母親?らしき人に政治の道具に利用されそうな雰囲気じゃん。いや、もう一周したいっていっても、面倒くさがりは変わらんよ。
そう言えば、魔法とかあるかな?あったら神だな!
「ルリ様、先ほど産んだ男の子はあまり泣きませんね」
「そう言えばそうね。とても静かな子ね」
「この子もルリ様のような聡明な子になられることでしょう」
「言葉がうまいわね。・・・・名前、どうしようかしら」
「ロキシールなんてどうでしょう」
「そうね、名前も何も考えてなかったからそれにしましょう!」
マジかよこの母親。とんでもないところに来たかもしれないな。
というよりロキシール、聞いたことあるような、ま、気のせいだよな