独りと一人
"こんにちは"
窓から曇った光が差し込んで
アローンアローン
呟いて
言いたいことがあるのね
言ってみてください
独りが寂しいのですか
一人が嫌なのですか
そうですか
実はわかっていました
気付いてないふり程
簡単な事はないですね
ぶつける事程
難しい事はないですね
普通は難しいですね
カーテンを開けようよ
曇った光は
君には似合わない
眩しそうなその眼は
私が1番好きな生き物
愛しいのにですね
なかなかですね
生きてくということは
ため息ばかりですね
横には私がいますから
もうちょっと寝てはどうですか
横には
もう
私がいますから