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第15話 手放しの猛獣

夏の光がピッチを照らす。

Bチーム、横浜エンゼルは決勝戦のスタート地点に立っていた。

背番号8――東雲海――はボールを蹴りながら、前日のスカウトとのやり取りを思い出す。


(俺の力、見せる時だ……)


阿多米悠斗が前線で拳を握る。

「海、今日こそ頂点を掴もう!」

多田コーチも声を張る。

「全員、力を出し切れ!今日の試合は、お前たちがチームだ!」


キックオフの笛が鳴る。


川崎フロンターレは予想通りの強さだ。

パスの精度も早さも圧倒的で、DF陣の体格も大きい。

だが海は冷静だ。

背番号8の目は相手の動き、味方の位置、ゴールまでの最短ルートを正確に把握する。


「右サイド、抑えろ!中央、詰めろ!」

茂久田、大井、池田――DF陣は海の指示で動き、空いたスペースを即座に埋める。


前半5分、海がボールを受ける。


それと同時にフロンターレのコーチが言う

「やれ」


もちろん海のうまさはスカウトから伝わっている。


同時に単独エースなことも


海は完全に孤立する。


「まじか!?」


初めての状況、パスはできない。チョップタッチも相手との距離が近すぎる。


ならどうする。


ここまで練習してきたはずだ昨日だって、


え、てか、囲まれてるならどこかが空いているはず。


どこだ、どこだ、探せ、


!?、見つけたここだ。


スペースにボールをける。


そこに走りこんでいたのは悠斗


海は、それと同時にワンツーを狙う。


ボールを受けなおす。


目の前には身長のでかいDF


「上等じゃねーか」


(身体能力だけのサッカーとか俺が一番嫌いなんだよ)


縦に大幅なボディフェイント半身体を出す。


フロンターレのDFは完全に縦だと思い込んでいる。


と同時に半身で行える。


チョップタッチ中へ切り返す。


シュートフェイント、完全に置き去りにする。


シュート


弧を描くシュートはゴールに突き刺さる


海を見たものはみなこう語る


なぜBチームなのか。


これは


手放しの猛獣

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