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幻樹の森 ー失意の海の底にー

作者:草野 大造
社会の不条理に苛まれ、時代に翻弄されていく若き青年の一生。人は如何に生きるべきか、如何に死を受け入れるべきかを問う物語である。
黒岩は、憧れの大手広告代理店に入社し、努力の甲斐あって、徐々に成績を上げ、社内でも出世街道をひた走る。しかしある陰謀に巻き込まれ、ついには警察の取り調べを受けることになる。ようやくのこと無事釈放されたが、しかし社内の雰囲気は以前とは違い、釈放されたにもかかわらず、同僚たちからは冷ややかな態度で出迎えられ、上司からの思いもよらぬ命令で、自宅謹慎となり、その後、憔悴した彼は仕事とかこつけて取材旅行と称して、日本列島の知られざる風景を探して旅をする。その旅の途中に清楚な女性と出会い、その新鮮な雰囲気が気に入ったが、その後も旅を続け、北海道まで旅をした。その後会社を退職し、独立して自ら、会社を興す。しかし、以前の大企業の肩書を失った彼にとっては、以前の得意先からは、相手にされず、オフィース街を彷徨い歩く。そしてようやく考え付いたのが、独自のビジネスモデルであった。起死回生の一打で、ようやく会社の経営も軌道に乗り始め、会社の内部留保した資産を株式や、不動産投資に運用し、さらなる資産増やしに明け暮れたが、バブルの崩壊により、敢え無く会社は倒産、家族は離散し、一人ドヤ街で暮らし始める。その後養護老人ホームに入居するが、鶏小屋のような暮らしに満足しきれず、山寺で親鸞聖人の教えと出会い、人生観が変わった。そして、一人山の中で自分だけの小屋を作り、やがて、仲間が増え、コロニーが形成される。シアワセS基金を設立して、世界中の恵まれない人々の助けになるようにとユーチューブで得たお金をためて、やがて迫りくる世界の大変革に挑む。
その危機的な状況を生き延びた、民族の壁を越え、力を合わせた人々の物語である。
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