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辺境伯と文通  作者: けいと
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まさかのペンネームで当分話が進みます。

作者も出すタイミング失ったかもですね。

拝啓 レオン様


いかがお過ごしでしょうか?


私はいつもと変わらない日々を過ごしています。



先日の手紙に添えられていたスターチスの押し花ありがとうございました。

大切にしています。


そちらはそろそろ寒くなってくる頃だと思いますがお体に気をつけてお過ごしください。



―――――――――――――



ペンフレンドの仮名レオン様宛に綴った手紙を書き上げた私はインクが乾くのを暫し待つ。


もう16年以上も手紙を書いているのでどれくらいで乾くのか把握していた。



私もレオン様もお互いにレオン、スターチスという名前でないのは知っている。それどころか何処の誰か把握していた。


そもそも何処の誰か知らないとお互いに手紙を出すだなんて出来ない。


しかし、手紙の中ではそんな現実はおくびにも出さない。


私はスターチスであの方はレオン様なのだ。


そろそろ乾いた手紙を畳んで封筒に入れると、レオン様とのやり取り用のスターチスの花を用いた封蝋で印をした。

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