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女神様を土下座から立ち上がらせなぜそんなことをしたのか聞くと理由が分かった。
俺がもといた世界のものは一応こちらに持ってくることはできるのだがめちゃくちゃチカラを使うらしい。
人の魂が一番チカラを使わないらしいがそれでも相当で、日本のお金に例えると人の魂がだいたい1000万円くらいらしい、お菓子ともなるとけた違いに膨れ上がりそれはそれはチカラを使ってしまうみたいだ。
そのチカラはどうやら信仰の力らしく信者の数が多いほどチカラの溜まる量も増えていくのだが目の前にいる宝石の神オーブ様はなんと信者0のクソ雑魚女神様というのが判明した。
「昔はそれなりにいたんですよ!私を信仰する人たちが町をつくってたんです!しかし私の加護によって得られる宝石魔法をよく思わない国に消されてしまいました、、、」
それで信者がいなかったのか。
ん?それなら俺が加護もらったら不味くない?迫害とか受けちゃうんじゃ・・・。
「それは大丈夫です!何千年も前の話ですしいまは古代魔法として名前が出てくるくらいのドマイナーな魔法なので!」
「ついでに女神様もドマイナーになってしまったってことですね」
俺の言葉にガックリとしながらも涙を流しながら肩をつかんで揺らしてきた。
「お願いします鈴木さん!チカラすべてをつぎ込んで鈴木さんを呼び寄せたんです!このままじゃ私明日のご飯もたべれないんです~」
神様もご飯をたべるのか。
「そりゃたべますよ!絶対必要というわけじゃないんですが食べないと活力がわきませんから!」
絶対必要ではないんですね。
うーんご飯の話はとりあえず置いといて。
「死んでしまったものは仕方ないですし転生しようかなと思います」
転移でもよかったのだが新しい人生を歩むのだからせっかくなら体も新しくしようと思う。
「お菓子の件は本当にお願いします!加護はもちろんこれでもか!ってくらい上げますよ!私の信者第一号ですね!」
「わかりました、じゃあちゃっと送って貰えると助かります」
「分かりました!では新たな世界で思いっきり楽しんじゃってください!あとほんとにお菓子とご飯の件はお願いします!」
なんかちゃっかりご飯もプラスで要求されたんだけど、と思っていたら急に眠気が襲って来た。
「目覚めるころにはもう生まれてると思います、では良き生を!」