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ガーデン・オブ・ガーディアン 〜Forbidden flower garden〜  作者: サムソン・ライトブリッジ
~一章 野望の剣士編~
31/157

三十話 溶ける自我──


───────────────────




「……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ──」



沈むベッドの上で熱い息づかいが交わされる。


ここがどこで、自分が何をしてるのか──わからない。


ただ目の前には、絶世の美女ともいえる女性がいる。


僅かに残る精神と自分の情けない声が、ピンクのダウンライトが照らす薄暗い部屋に漏れた──。


「うっ、あっ、あっ──」


体がビクンビクンと痙攣(けいれん)する。もう何回、自分の自我を溶かしたかわからない──。


初めは、抵抗していた……と、思う……。それとも最初から自分は彼女を求めて、その快楽を懇願(こんがん)していたのかも知れない──。


「──あ、ああ──。みん──な──」


……かろうじて声を振り絞る。自分の頭には、かすかに残る仲間達の顔が──顔……が────?


「あら……まだ口に出せるほど自我が残ってるのね。──やっぱりあなたすごいわ。それじゃあもっともっと……気持ちよくして溶かしてあげないとね……」


彼女はデザートを食べるような目つきで、唇をペロリとなめた。


「──う、あああああ──!」


「うふふふ……。情けない声……。もう何も考えられないでしょう? あなたには仲間なんていない──。あなたには私しかいないのよ──?」



全ては本能のまま──。それが彼女の罠──。


陥落(かんらく)した一人の男がその自我を完璧に溶かすと、彼女は不敵な笑みを見せた。


彼女の長い銀の髪が、(すだれ)のように二人を隠しすと、時間だけが静かに流れるのであった──。





───────────────────









三十話は性的描写が過剰なためこのサイトでは閲覧が規制されました。なおカクヨムの方では完全版が閲覧できますので、見たい方は申し訳ございませんがそちらでよろしくお願いいたします。(´Д⊂ヽ


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