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異世界(この世)は戦場、金と暴力が俺の実弾(武器)  作者: 木虎海人
5章 イゾウのお気楽冒険者生活
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決闘 9

ちょと遅れたけど更新


 続いて第2戦。

 お相手は魔法使いお決まりとでもいった格好の若めの女性だ。とはいえ20代半ば~後半なのでこっちの世界ではもうそこまででもない。

が、俺(前世)基準では若い女性だ。

 そんな若めの女性がツバの広い帽子に杖、マントみたいな長いローブを羽織っている。インナーまでは見えないが、基本を押さえているのに何とも年季の入った服装に見えてしまうという不思議。


 魔法使いというよりかは、魔法使い(その)コスプレをしている感が拭えないのは小汚いからだろう。年季の入ったと表現して良いものか。ハッキリ言えばボロに見える。うーん、勝ってもあの装備はいらないな。適当に理由をつけて返却しよう、そうしよう。

 ついでに言えば顔も地味だ。そして露出もない。

 胸は兎も角としても、魔法使いならばミニスカートは譲れない。なのに彼女はマントの下にズボンが見える。お約束は守ってもらわないと困りますよ? 年齢的に、そして外見的に厳しいだろうけど。そう考えるとズボンなのは仕方が無いか。でもな~う~ん。やっぱ駄目だ。認めない。せめてロングスカートだ。

 いつも胸元を見せて腰のラインが綺麗に見えるタイトスカートを履いている黒の大魔道を見習うべきだ。弟子になりたいんだからなおさらだろう。

 とは言え魔法使いのあの格好は、目鼻立ちがハッキリしていてスタイルが良いからこそ似合うと思います。

 ついつい同じ地味顔系魔法使いコスプレイヤー、クィレアと見比べてしまう。

圧倒的な胸の(バスト)サイズでクィレアの勝利だ。これで何もせずに俺の2勝。

付加価値って大事。



「なにか?」


 何て結果になるわけもなく、全て俺の脳内での話だった。

観客席にいるクィレアと、彼女を見比べていたために声を掛けられてしまった。視線が若干冷たいのは気のせいだろう。


「・・・・・・えーーっと、うちの魔法使いとどっちが魔力量が多いかなって」


「・・・・・・それは興味深いです、どっちが多いと思うんですか?」


「さっきの男よりはあんたのが多そうで、魔法も多分上手そう。でも魔法の訓練だけじゃなくて身嗜みにも気をつけた方が良いね。

 という訳で失格です。次回は有りませんが、次に人生を決める大事な機会があったら最低限、鏡を見てから参加しましょう。はい、お帰りはあちらでございます」


 どっちが多いか、ならば俺と魔力量を増やす訓練をしているクィレアのが多い。あいつは色々残念だけどな。

そんなことまで教えてやる筋合いは無いので触れてやらないけど。

 それよりそのヨレヨレの服装とボサボサの頭、化粧っ気の無い顔をどうにかして欲しい。そこまで無頓着なのもどうかと思ってつい口に出してしまった。


「ふっ、巫山戯ないでください!!!!

大きなお世話ですよ! そんな事あなたには関係ないでしょう!? いったいなんの権利があってそんな事を!!! 初対面の相手に失礼じゃないですか!!」


 言ってる事は至極真っ当で、確かに俺は失礼なのだが多分権利はあるよ?

ついでにいうと初対面。なのに俺の右目に赤く映って見える存在に礼節など持って接する訳がないのだ。

少なくともアンタ、俺に対し殺意があるだろうに。


「無いかも知んないけど、弟子になったら一緒に行動する可能性も有るわけだし、その格好はちょっとなぁ・・・・・・ 一緒に歩きたくない。

クィレアのアホも俺と出会わなきゃあんたみたいになってたのか、なんて思うと色々思う所があるが」


 研究所とか研究室に何日も篭もってそうな雰囲気を彼女は持っている。頭はボサボサで、服もよれよれで、化粧なんてしなくて、でも最低限魔法使いっぽくしていれば魔法使いはそれでオールオーケー、みたいな空気を醸し出し(駄目な気配を持っ)ている。

 さすがにそれはどうかと思うよ。繁忙期とかならある程度仕方が無いけどさ。

 女らしさとかは勿論、清潔感すら放棄している訳だ。〝決闘〟とはいえ試験を受けるんだからある程度ちゃんと整えて来いっての。この場でしていないということは、だ。普段からしないのだろう。


 それで良いのか?女魔法使い。

魔法が使えればそれで全てが良いと言うわけではあるまいよ。

間違っても弟子になって欲しくはない人材である。


 視界の隅で大魔道2人は頷いていた。どうやら俺の意図は通じたらしい。正しく通じたかは分からないが。名前を出してディスったクィレアと、先ほどの対戦相手は怒った顔をしていたが知ったこっちゃないね。言われて怒るなら自分で気をつけるべきである。クィレアは流れ弾なので後でやらしく慰めてやろう。

 ちなみに大魔道のお二人は寝起き以外はちゃんとしている、寝起き以外は。昼夜逆転してるからよく目に付くだけだ、・・・・・・といいが。


「ほっといて下さい! 大きなお世話ですよ!

私は魔法にしか興味がありません、他の事はどうでも良いのです! 必ずあなたを倒し、大魔道様に認めてもらいますから! 魔法使いなんだから魔法の腕が良ければそれで良いじゃないですか!!!!」


 どうやら怒らせてしまったらしい。怒りが彼女の魔力を激しく練り上げ・・・・・・



 てはいなかった。怒ったくらいで強くなるなら人間努力する必要がない。

 それでも自分で言うだけあって魔法の方はなかなかなのだろう、さっきの男よりは全然魔力は強い。魔法特化と言っても問題無い程度には得意そうだ。

 さっきの対戦相手の男を評価するなら、「魔法が使えるから魔法使いを名乗っている」になる。他に特技がないから魔法使いなのだ。

 対し彼女は本当に魔法が得意そうだ。他の魔法使いよりも頭1つ抜き出ているだろう。だから魔法が得意と言える。

 最も優れてる奴ってのは頭1つどころか、廻りを何周も周回遅れにさせるくらいぶっちぎるんだけどな。どっかの色男みたいに。魔法の腕もユリウスの方が高い、罪な男だ。なんか言ってて腹が立ってくるが。


 そんな彼女のスタイルは力押し。

火力高めの範囲火魔法をぶっ放して俺を殺しに来やがった。こいつも火魔法使いかよ。



 結果はというと圧倒的大勝利。勿論俺の。

相性は悪い意味で良い。当然俺に。


 彼女がぶっ放した範囲火魔法にあわせて、【氷魔法:吹雪】をぶつけていたら終わってた。


「うっ、うそ・・・・・・」


 【氷魔法:吹雪】の方が圧倒的に強かったので、相殺にならず相手側が弾け飛んでいた。

それでもめげずに3度続けたのは根性がある。

 ただその後にムキになって、さらに強い魔法を使おうと目を瞑って詠唱に集中し始めたところは駄目。

大人しく待っててやる筋合いは無い。

ジャック・オー・ランターンが近づいて行って、脛を切りつけてスッテンコロリン。

 再び【氷魔法:氷の矢(アイスアロー)】の10本の矢が取り囲んでお終いだ。


 のはずだったが、彼女はそこで負けを認めなかった。

無理矢理身体を捻って逃げようとしたので、周囲を囲んだ氷の矢が服に引っかかってぽろりもあるよ。いや、あったよ。

 ふむ、なかなか良いおっぱいだ。形が良い。

服の上からじゃ分からなかった。俺もまだまだだな。


 魔法の扱いを小精霊任せにしていたら、多分こんな事故起きなかっただろう。運が悪かったね。

そして服も着れれば良い程度で選んでいたのか、よれよれのしわくちゃだったのがマズかった。ボロい分だけ綺麗に割けて、綺麗にポロり、とね。

服に拘らなくても乳当て(ブラジャー)くらいはしておくべきだったのだ。身嗜み、大事。

 大勢の観客の前で乳を晒した彼女は、その場で泣き崩れた。


 哀れすぎて上着を貸してあげたのに変態扱いされたましたが、けど多分事故ですよー。

ワタシ、ワルク、アリマセン。


「素直に負けを認めれば良かったのに」


と、言う言葉しか無い。


「坊やの言うとおりよ。

打てる手も無いのに悪あがきをするからそうなったの、坊やは悪くないわ。次の決闘の迷惑になるから引っ込みなさい」


 俺の差し出した上着を拒否して、腕でおっぱいを隠しながらしつこく俺を変態呼ばわりして責めていたが、黒の大魔道さまが俺に賛同したので、さらに激しく泣きながら試合場から下りていった。結構大きかったので、鍛えてない細い腕では隠し切れてませんでしたな、眼福眼福。


ありがとうおっぱい。

なんか元気になった。これで俺、頑張れる。



生きてます。

今さらなんですが、色々テンパって生活しているうちに頭の中が全部飛びました。申し訳ありませんm(_ _)m

繋げたかったのですが、プロットを見直ししても何が書きたかったのかわからなくならなくなるくらいまで一時テンパってたようで、今PCに向かっても、もう話が繋がらなくなってしまいました

今後に関しては、ちゃんと繋げる話を書けるなら、書きたい。そうは思いますが、ちょっと生活に必死で、ゆっくり趣味のなろう執筆に割けそうにないのですいませんが、もうしばらく保留します

正直、生活に追われているうちに私は別の人間になったと思うくらいに飛んでるので厳しいです

また消して書き直したらごめんなさいm(_ _)m


書き直して消したらごめんなさい!!


現場からは以上です

読んでもらえて本当にありがとうございます


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