オークの残党を討伐せよ 4
「旦那、探しましたよ、冒険者ギルドの講習生が大暴れしてるって聞いて慌てて迎えに行ったんです。」
「そうそう、そんなことする講習生は旦那以外有りえないとすぐわかりましたよ。」
「すぐ動ける奴掻き集めて、駆けつけてきたってわけでさぁ」
「なのに、行ったら他の勢力の奴らは倒れてるし、旦那はいないし。」
「まさか3つ向こうの縄張りまで壊滅させてるなんて思いもしなかったですワン。」
ユリウスに手伝わせながら裏町で大掃除をしていると、どこかで見掛けた事のある犬の獣人が駆け込んできた。
のでとりあえず殴り飛ばしておいた。
そいつの名前はチロ。ビーグル種の犬獣人だ。
見たことあるからそうだとは思ったのだが、俺の思ってたビーグルとちょっと違うので何となく殴っておいた。ビーグルは近所の知り合いのおばちゃんが飼っていて、良く触らせてもらった。
そいつは凄く賢くて、見掛けると走り寄って来て身体を擦りつけてくる可愛い奴だったのに。
こっちの犬は汚くて可愛げがなく、何となくビーグルだと言われると腹が立つのだ、この駄犬め。
右ストレートを叩き込んだあとで気づいた振りを演じ、ついでに語尾にワンとつけるように命令しておいた。俺の理不尽さにナードが驚いていたけど、裏町の住人に情けは禁物だ。
上下関係を常に意識させる必要がある。多少理不尽でも。
仁とか信とか義と、冒険者とか講習生になら多少信じても良いものを、裏町の住人に見いだす気にならないのだ。理不尽に理不尽を重ねて、その上で、やっとだろう。
だからこれは決して八つ当たりなどではない。
ゴールデンレットリバーの獣人が不細工だったりしたらうっかり殺してしまうかもしれないが、決してそれも八つ当たりでは無い。
子供の頃同級生が飼っていて、そいつがまた可愛くて可愛くて。
きっと自分を止められないだろう。
という話は置いておこう。
騒ぎを聞きつけて、俺の配下の連中が探しに来てしまったようだ。道を間違えた振りしてユリウスくんで遊んでいたのに残念で仕方ない。
間違えた。ユリウスと必死に戦ってたのだ。進めば進むほど絡まれるから大変だった。
イケメンに悪者を殴らせておきたかったからでは決して無い。
この世には救いようにない、ただソコを通るだけで襲い掛かってくる奴がいるという事を教えておきたかった。
だが迎えに来てしまわれたならば仕方が無い。道案内できる奴が来てなお、道を間違えたは通用しない。仕方無く他所の縄張り荒らしは中断し、自分の縄張りまで戻ることにした。
色々総合的に考えると、ついでにあっちこっちぶっ壊しておこうと思ったのに、思いの外早く見つかってしまった。なんでも犬獣人が匂いを辿って来たらしい。
「匂いを辿らなくて、人が倒れている方向に進めば旦那がいると思ったワン。」
どうやら俺の居場所は簡単に特定できるようだ。
しかもこの駄犬は意外と打たれ強い。
「旦那、お帰りなさい。」
「久しぶりだな。 それはそうと随分怪我人が多いじゃないか。」
俺の縄張りエリアまで戻るとそこは怪我人で溢れていた。ハーフドワーフ兄が迎えてくれるが、弟の姿は無い。迎えに来た犬獣人もそうだが、幹部扱いした奴らがまるで足りていない。
いるのは犬獣人のリーダーだったベスだけだ。
対面した少し拓けた場所に有る広場には見知った顔の怪我人だらけだった。
「すまねぇ。旦那が講習に戻った後、あっちこっちに喧嘩を吹っ掛けられてこのザマだ。弟もまだ起き上がれないし、犬獣人のとこで1番強かったジョンも怪我が酷いんで無理矢理寝かしてある。あいつは旦那が戻るまで戦うって聞かなくてな、ほっとくと死ぬまで戦いそうなんで力尽くで押さえつけたんだ。」
「死ぬまでって・・・・ったく、ここまで怪我するほどあっちこっちにやられたのか?」
おかしいな、力尽くで従えた自覚はあるが、そこまで忠義を得ることの事はしていない。やっぱ犬の獣人だと主人に尽くしちゃうのかな?だったら女の犬獣人の奴隷とか超欲しいんだけど。
とはいえ、現状頑張った奴らを放っておくわけにもいかない。
まずは怪我人の治療からだ。全く戻って早々面倒くさい。
「分かった、とりあえず怪我人の治療をしよう。魔力にも限りが有るから重傷者からな、案内させてくれ。」
「!! ・・・・・助かるよ、旦那。こっちに」
「ああ、お前は残れ、 誰か他の奴に案内させてくれ。 幹部連中は武器と食い物を少し持ってきたから確認しといてくれよ。」
そう言って駈け出そうとしたハーフドワーフ兄の肩を押さえて引き留める。こいつはブラコン、とまではいかないが弟思いなのは知っている。
「大丈夫、弟はちゃんと治す。信用しろ。」
ちゃんと治すけど、他の奴らの前で弟贔屓があからさまでも良くない。
順番に、ただ淡々と魔法を使って治すからこいつが一緒にいる必要は無い。俺がいない間の代理みたいな扱いを任せている、あまり弟贔屓が濃いのも駄目だろう。
「旦那・・・・・・すまねぇ。」
戦場病院も真っ青になるくらいの粗雑な病室、木箱の上に布を敷いただけの堅そうなベッドの上で寝転んでいたハーフドワーフの弟が俺の顔を見て項垂れた。
頑張って戦って、俺の縄張りを守ってくれていたのに項垂れる必要は無いと思う。それは名誉の負傷だろうに。別に恥ずかしがることも、卑屈になる必要も無い。
だが彼らにとってそうでは無いらしい。
現に犬獣人のジョンという男も、シーツの中に頭を突っ込んで顔を隠している。合わせる顔が無いとでも思っているようだ。
ペラペラのシーツだから隠れていないし、尻尾どころか下半身が全部丸見えだけどな。
ワンワンスタイルは女の獣人ならラブリーな行動に見えるだろうが、ゴツいおっさん獣人がやってるとちょっと目に痛い。
「謝るなよ。俺がいない間苦労かけて悪いな。残念だがまだ講習は終わってないんだ。
怪我は治すから、無理しない範囲でしっかり守ってくれ。
ジョンも・・・・・宜しく頼むな。」
「旦那・・・・・・」
ハーフドワーフ弟、犬獣人のジョン、その他の重傷人に順番に 〝水の回復魔法〟をかけていく。全快はしなかったがそれなりに良くなった。
何回か重ねてかければそれなりに動けるようになるだろう。だがやらない。
「今日はこれで、飯食って寝てろ。今回外に出れる期間は3日間ある。明日と明後日も来るから、大人しくしとけ。」
俺の回復魔法は初級の魔法らしく、流れた血や削れた体力までは回復しない。
その分はしっかり休ませて、食わせて飲んで体内で創り出し、自分で補う必要がある。
上辺だけ治して戦線に復帰させても仕方が無い。
「そんな! イゾウの旦那、せめて俺だけでも回復させて下さい。 旦那と一緒に戦いますから!」
「俺もだ。」「俺も。」「俺だって戦えますぜ!」
だがさっきまでシーツに顔を突っ込んでいた駄犬、改めジョンが顔を上げて訴えてきた。
何をそんなにこいつらを駆り立てるのだろうか。
「駄目。回復魔法じゃ失った血までは回復しないらしいからな、傷口がある程度塞がったくらいで無理に動くな。」
「でも、俺らが不甲斐ないばかりに・・・・折角広げた縄張りが・・・・・」
「なんかあったの?」
「・・・・・・・」
俺が問いかけるとアフガンハウンドの犬獣人、ジョンがまたも項垂れ、悔しさから震えだした。
その眼には涙が溢れてきている。
「まだ聞いて無いか? 旦那がいたときに手に入れた縄張りが、あの時の半分くらいまで減っちまった。」
「俺がいなくなった途端に、あっちこっちの勢力に喧嘩売られたんだって?」
「あぁ、聖剣振り回してオークの上位種と戦った講習生が俺たちの新しいボスになった。4個の組織を取り込んで、従わなかった奴らは壊滅させた。 この辺りじゃそういった情報はすぐ広がる。
周囲に縄張りのある連中は、旦那が帰ってしばらくして、一斉に攻めこんできたんだ。旦那が帰ってくる前に俺たちを壊滅させて、旦那が戻るところを失くすつもりだったんだろう。」
「なるほどね。俺の見込みが甘かったわけだ。苦労かけてすまねーな。」
「そんな止めてくれよ旦那。俺たちの力不足で・・・・・・・」
「うん、お互いキリが無いからこれで謝るのはやめる。食い物も持ってきたからなるべく腹に入れろ。
んで早く復活してくれ。
俺1人じゃ暴れて壊すことは出来ても、裏町とはいえ治める事は出来ないからな。これからまた力になってくれ。」
「旦那・・・・・・・」
怪我もそうだが、縄張りなんて不安定なものを守れなかったくらいで攻めるつもりは全く無い。
それよりも死なないで、ちゃんと生き延びてくれてた方が大切だ。
そのために回復魔法を覚えた。
ハーフドワーフ弟が、アフガンハウンドの犬獣人が、他のチンピラみたいな男達が涙ぐんだ。
別に感動させるつもりはなかったのだが、これはこれで少し居づらくなった。
早々に退散しよう。
「そんなわけで行きがけの駄賃で、攻め込んできた奴らは壊しておくからよ。
俺が不在で怪我した分はそれで許してくれ。 んじゃ、また明日来るわ。養生しろよな。」
「えっ、ちょっ、旦那、おーい、壊しとくって、まっ、あっ痛っ!!」
言うだけ言って、とっとと病室から出た。後ろでハーフドワーフ弟が何か言ってるかもう聞く気も無い。
わざわざ俺のいない間に面倒なことを起こしてくれたもんだ。恨み辛みは100倍返しだ。
早歩きで戻った。
「おーい、戻ったぞ。食い物と武器は確認したか?」
俺が戻ると、さっきよりも人が増えていて、持ってきた食料を見て騒いでいた。
顔も知らない奴らが多かったが、いない間に増えたのだろうか?
大した物は買ってない、この数だとまるで足りないだろう。無いよりはマシだが焼け石に水だ。
だけど食い物に関してはこれからオークを狩る予定だから問題無い。
俺の成果から1匹2匹横流しすれば良い。
集団に声をかけると、その中から柔らかい塊が飛びついて来た。その数7つ。
「にーちゃん、おかえり~」「にーちゃんにーちゃん」
あの時妹分にした7人だ。今回は攫われたりせず無事だったらしい。
1,2,3,4,5、いっぱい。大丈夫ちゃんと7人くらいはいるようだ。
抱きついてくるくらい親しげなのは7人だが、それ以外にもガキが増えてた。
さすがにそいつらは抱きついてまでは来なかったが、こちらを興味深げに覗き込んでいる。
どいつもこいつも相変わらず小汚い格好だが、前よりは肌つやも良くなっていて元気そうだ。
俺の光源氏計画の為にも健やかに育って欲しい。ロリボディも悪くないが、あっちこっち出張ってくれた方が嬉しい。
「久しぶりだな、元気だったか?ちゃんと飯食ってるか?」
そんな煩悩を理性で押さえつけて順番に頭を撫でながら声をかけていく。ついでにケモ耳持ちは耳も撫でさせてもらった。
うんうん、可愛いのぅ。
問題は毛質の悪さだ。早くお風呂に入れて洗ってやらなければならぬ、改めてそう誓う。
なんでも彼女らの話ではハーフドワーフ兄弟を筆頭に、部下にした連中がちゃんと守ってくれたらしい。
縄張りは狭くなったが、孤児や家なき子なんかは前よりも数が増えてるらしい。
あれ? それって駄目じゃないの? なんで食い扶持だけ増やしてるんだ?
見れば、持ってきた食料を嫌らしく覗き込んでる奴は、知らない顔の奴が真っ先に反応している。
知った顔は怪我人が多いからか少し遠慮がちに離れて眺めている。目が合うと慌てて起き上がる奴も多い。そこまでさせる気は無いので手で制して座らせた。後でそいつらにも回復魔法を掛けよう。
だが納得行かないことがある。
見覚えのある俺の部下たちはみんな傷だらけなのに、知らない奴らはほとんど無傷だ。汚れていて垢だらけで分かりにくいが、ピンピンしている。
意味が分からん。
こうゆう場合聞くのは、当然代理扱いのハーフドワーフの兄だ。名前はなんだっけか。たしか
「おい、ザーノア。そいつら誰だ!? なんで知らねー奴が俺の持ってきた食料を検分してる?
なんで、おめーらだけが傷だらけだ?
そいつら一体なんだ?」
俺が妹分と久しぶりの交流をしている間、視線の先では汚い、皺だらけの顔を嫌らしい歪めた老婆が運んできた食料を偉そうに確認していた。「なんだい、少ないねぇシケてるじゃないか」なんて声も俺のデビルイヤーは地獄耳がしっかり拾っている。
どこのババアだか知らねぇがお前に言われる筋合いは無いんだよ。
俺は見ず知らずのババアに飯を食わせるつもりは無い。
だがハーフドワーフの兄、ザーノアと、犬獣人のリーダーだったベスがそれの後ろに立ち、配下みたいに付き従っている。そんな動きをしてるからこそあえて声をかけた。
お前ら誰の部下だっけ?
弟の方はまだ俺の部下っぽかったけど? 何? そんな汚いババアに乗り換えたのか?と視線で問いかける。
俺の声にザーノアとベスがビクッと身体を震わせて直立不動の体勢になる。
周りを見れば俺を知る奴らは右に倣った。さっき手で制した意味が無い。
食料を運んでくれた俺の班のメンバーは、少し離れたところで待っていた。
気持ちは分かる。 汚くて臭うからな。積極的に近づきたくないよな。巻き込んですまんな。
さて、もう2人幹部扱いがいたはずだ、前回潰して配下にいれたチームのリーダー。
いない・・・・・・・どこだ?
「おい、あと2人潰したとこのリーダーがいただろう。 」
「「・・・・・・」」
ハーフドワーフ兄ことザーノアと元犬獣人の一党 「犬人自由連合」のリーダーであったベスは返事をせず押し黙ってしまった。
顔を伏せ黙る姿に怒りがこみ上げる。報告はキチンとしろこのボケどもめ。
「おい!!」
さすがに返事が出来ないのは許せない。2,3発殴って教育しようと、歩みよろうとしたときにもう1人の犬獣人、ビーグルのチロが俺の前に出てきた。
「ま、待ってください、旦那が幹部にしたディアスは今、見張りの指揮を執っています。なのでここにはいないんです。」
ディアスは薬の売人を潰しに行くときに拾ったチームの元リーダーだ。 ハーフでは無く普通の人間だが、ハーフだの種族だのを気にせずチームを組んでいた男だ。とはいっても5人ほどの小さいチームで吹けば飛ぶような弱小チームだったが。
素直に配下に収まったので形式上1人を幹部にしておいた。
ハーフドワーフ兄弟が2人、犬獣人のとこが3人幹部がいることを考えると少ないが、元々の分母が少ないのでどうしようもない。
代わりにそのあと吸収したもうひとつの一派からも1人幹部扱いにしてある。
「もう1人いたろ? ヘンリーだっけか、そいつはどうした?」
最後に潰した連中の中で、チームごと収まったのがこのヘンリーのチームだけだった。
そいつらも4人ほどの弱小チームだ。だがそんなのが跋扈しているのがこの裏町。従うなら利用価値はあった。
他は徹底抗戦してくれたので、死んだか、怪我して後に死んだか、落ちぶれて消えたか、もしくは個人単位でうちに吸収されたか、になる。
個人単位の者を幹部にするのも躊躇われたので、消去方でヘンリーを幹部に据えておいた。
所詮は俺が講習を終えて合流するまでの繋ぎの役職である。深く考えたわけでは無い。
「うっ・・・・」
俺が問うと、チロは分かりやすく視線を逸らした。駄犬が。
いらだち混じりで腹を蹴り上げて吹っ飛ばした。
「中途半端に答えるんじゃねーぞ、駄犬! あとてめーは語尾にワンを付けろって言ったよな。
犬のくせに鳥並の脳みそしか入ってねーのか。」
向こうでユリウスが「鬼かっ」と呟くのが聞こえた。聞き耳スキルは地獄耳。この調子だとまたスキルレベルが上がるかも知れない。
鬼だけど苛めじゃないし、教育ですぅ~。特にこいつは身の程を弁えてなかったからなおさらだ。
生意気な奴にきつく当たるのは、指導としては当然なのだ。素直な奴を怒る理由なんて無いし。
「勘違いすんなよ、俺はてめーらに食って欲しくて食料を運んで来たんじゃねーぞ!
てめーらが従うっていうから殺さないでいてやってるんだ。今から改めててめーら全員ぶっ殺してもかまいやしねぇ。」
蹴り飛ばしたチロの腹を足で踏みつける。強化された脚力でじわじわと押し込んでいく。
オークの上級種と遊んできた経験分、さらに強くなっているからな。新しく覚えた魔法の実験台にしてやってもいい。
何よりも講習生には、裏町に配下が出来たとハッキリ宣言している。
従っているので嘘ではないが、今一度立場を思い知らせた方がいい。悪党は拳で従えるのだ。
「まっ、待ってくれ旦那、俺たちゃアンタに逆らったりしない。頼む、聞いてくれ。」
踏み込んだ足を持ち上げて、犬っころを蹴りつけているとハーフドワーフ兄が目の前に平伏した。
土下座だ、土下座の姿勢をとって懇願してきた。
続いてベスも同じように平伏し、他の配下も続く。
足を上げると、ボロボロになったチロもヨロヨロと起き上がり、一緒になって平伏した姿勢を取る。
さっきも思ったが、この駄犬は思ったよりも根性ある。
「で?」
顎をしゃくって続きを促す。聞いたことには、きっちり答える必要がある。
それこそ馬鹿みたいに、聞かれたことだけ答えればいい。
「すまねぇ旦那・・・・・・本当すまねぇ、全部俺らの力不足で・・・・」
頭を下げたままハーフドワーフ兄の下の地面に雫が零れていく。
何となく想像がついた。
「いいから言えよ。結果を責めてるんじゃねぇ。聞いたことに答えないことに頭に来てる」
「ああっ・・・・・ヘンリーは、離脱した。 今はこのチームを離れて他の奴の、責めてきたところに鞍替えをしている。」
まーそんなとこだよな。尻の軽いことで。
別に良いけど、それは当然勝算あって他へ移ったんだよな?考え無しで強い方に靡いている・・・・・・・・・・なんて馬鹿じゃないよね?
だとしたらそんなの幹部にした、俺の見る目にも問題が出てくる。 困った。