第7話 体が赤子になっちゃった。
すぅぅ、ふわっと俺は何かに吸い込まれるかのように入っていった。
あぁ?ついたのかな?
いやまあ、きっとそうなのだろうが。
.......ついにきてしまったか、異世界に。
さてさて、これからどう動こう。
まずは周辺探索をしなきゃ始まらない。
俺はそう思い体を起こす。
...........動かない。
くそ.........なぜだ!!動け動け。
ああ、なんでだ?体に異常。........だるい。なんだか動かしずらい。
そしてやけに周りから雑音が聞こえる。
他は、目が見えてない。真っ暗だな。
真っ暗。真っ暗。真っ暗。.........真っ暗?
なぜ?なぜ目が見えない。他に、他に異常は?!
息苦しい。なんなんだこれは。もしかして泣いているのか?この俺が。
だがなぜ。この状況に陥った理由。この状態。
だんだん耳がかすかに音を拾い始める。
そこからは赤ちゃんの泣き声のようなものが聞こえてくる。
その瞬間俺の頭の中でパズルのピースがはまったような気がした。
あぁ、そうゆうことか。
俺、ガキにもどっち待ってる。
ーーーーー
なぜ俺が赤子になってしまったのかを詳しく考察してみよう。
俺は異世界にきた。そこまではいい。
じゃあなぜ赤子?
いろいろなことをするのにあたって、赤子より体はでかいほうがいいはずだ。
それなのになぜ.........あっ!!もしかして赤子にしないと送り込めないとか。
むしろこれしか思いつかない。
でももう一つあるかもしれないな。
あのクソチビがミスったか。
さすがにないかな。
うむ。この体でどうやって動くんだろ。
おまけにこの世界の言葉さっぱりだし。
名前.......それっぽいものは聞くんだけど、それが本当かがわからないんだよな。
まっ、とりあえず言っておくか。
俺のこちらの世界の名前は
シュバルツ イェーガー
なんか今まで異世界要素なんてミジンコと同じくらいの大きさだった気がしましたけど、やっと異世界要素がかけた。(ほとんどないじゃんバーカというツッコミはしないでください。お願いします。なんでもしますから(泣)