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紅い月と天使と悪魔〜栄光をこの手に〜  作者: 崇めるべき存在は食人植物
初めての異世界〜幼少期〜
2/7

第一話 紅い月を見た

紅い月を見た....

それは酷く美しく、優しく、冷たく

そして月が三つ重なっていた。


いつものように、学校からの帰り道のことだった。

俺は不意に、月を見たくなった。

今日は満月の夜である。


俺は丘まで歩き、そして見上げれば満面の星空

の、はずだった。

上を見れば、紅く染まった月があった。


「....なんだこれは」


俺はあっけにとられていた。

見たことのない、異様な光景がそこには広がっていた。

月が三つ、まるでテレビの砂嵐のように月の周りが揺らいでいる。


「これはまずいな....何か軍事的な実験をおこんなているのか....いや、可能性は低いな。ここは神威に聞くべきか....」


その時だった。

月から物凄い速さで何かが降り立ってきた。

そしてそのまま減速せずに、俺の胸を貫いた。


「うが....がはっ....」


胸には暴力的な、痛いの一文字では表せない何かがあった。

それはまるで、何か大きい肉食動物に噛まれているかのような....


「....なんだこれは....龍?だがそんな生物は存在しないはず....だったらあのシルエットはなんなんだ....」


確かに俺は見た。

色は真っ黒でよく見えなかったが、確かに龍の姿に見えた。


「ごふっ....がはっがは....」


そして地面に真っ赤な血が落とされた。


「....痛みには強い方だと思ったが....ここまで重症だともうダメか....がはっ....」


そんな中、俺の耳に鈴のような綺麗な声が聞こえてきた。


「大丈夫、目を閉じなさい....そしたらあなたは救われる。」


救われる?バカをいえ、この状況からどうすれば助かるというのだ。

言ったつもりでも、もう言葉を出すこともできない....


最後に....ひとつ願いがかなうなら....もう一度チャンスを....


そう心でつぶやきながら、俺の意識は暗闇の底へ落とされていった。




評価、ブックマークしてくださった方、本当にありがとうございます。

自分は嬉しさのあまり、ダンクシュートを決めそうになりました。

あまり投稿することはできませんが、これからも応援宜しくお願いします。

(悪評入ると、自分の心が折れます。豆腐メンタルなんで

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