表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

終章-1-





 ―――走馬灯、という言葉をご存知だろうか。





 ビュゥ、と強い風が髪を靡かせ、半歩だけ後退させられるがその足を半歩前に出す。



 目の前にある段差を上がった。フェンスは無い。今思えば危険だとここには近寄らなかっただろうが、今はとてもありがたかった。





 ―――本来なら影絵が回転しながら写るように細工された回り灯籠のことをいうのだが





 住んでいた所がマンションで良かったと思う。住み始めた頃はこんな事になるなんて全く考えていなかったが。





 ――――この場合は別の意味を表すんだ。





 そういえば、何も書いてないな。普通なら紙かなんかに親宛てにでもなんか書くべきなんだろうが、本当に悪い。



 親不孝、で終わるらしい。





 ――――それは――――





 母さん、父さん。本当にごめん。綾香、本当にごめん。




 本当に愛していたんだ。それだけは、信じて欲しい。











 ――――死の直前、人生の記憶が蘇ることだ。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ