表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

序章-1-

 目を失った。




 目玉が無くなった、という根本的な話ではなく、俺は目という一つの感覚器官の機能を全て失った。



 光源から発せられた光はブラックアウトした視界に一筋たりとも入

りやせず、光が一筋も差さなければ何も見えやしない。



 盲目。まさに今の現状がその通りだ。



 幼少の頃に患った病気…もしくは生まれつきの病気(もの)であれば対処のしようが合ったのかもしれない。



 どちらかならば、多少なりとも慣れていただろうから。もしくは幼少であれば、"光の差していた"時を覚えていないだろうから。



 歳、二十三。今年で二十四になる俺はその苦痛を耐えられずにいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ