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初めての敗戦 その2

[サテ、私から素敵なプレゼントをしようか。ピーン]死神が指を鳴らす。地面が競り上がって来る。




[コッ………これは][ケイジマッチ。金網マッチだ。つまり二人しか入れない。デット ナイトと烈火のシャクヤのみ。奴め!完全決着か][大丈夫かしら?シャクヤ。こんなルールでやった事無いんでしょ?][いずれ俺達もこんなルールでやる事になる。すぐにな。トウゴウ。学園長に連絡して衛生士の支度を][ザーザー………スノ。スノ。聴いてますの。わかりますの。任せるっチ][スノちゃん。シャクヤの容態をすぐにこちらに転送出来るか?][できまスノー。了解しまスノー。ブイ][………トウゴウ。大丈夫か?あんなオチビさんで][昨日調べてみた。最年少で大学院卒業後カオス軍の衛生士になった。今は頼るしかない。オッ!早いな。もう送られて来た][確かにね。エリートじゃなきゃ園長も頼らないでしょうから][トウゴウ、キョウカ。始まるみたいだ]







[シャクヤ。ソナタ、死を見たことがあるか?][ヘッ。ねーからここに居るんだぜ][左様か。宜しい][俺も、1つ聞かせてくれ。何故、死神なんかの下に就いた?][主は全て教えてくれた。この世界は歪んでいる事を。生き物のサガなのだよ。生きて行く限り、破壊や洗脳、介入も免れない。それが自然なのだと。逆に問おう。シャクヤ。お前は何故、弱き者を守る。人間は所詮、弱き器でしか生きられない。それを守る方が理不尽では無いかね?][違う!確かに弱き者かも知れない。だが守る事で友愛が生まれるんだ。それが俺達の力や希望になる!][フン。まだわからぬのか!たわけ者!平行線だと。カオスとソーサラーは平行線なのだと。貴様らが人の心を守れば守るだけ、こちらの勢力も増えていくのだと!愚かなカオス予備軍よ!行くぞ!]




デット ナイトはサヤを構え、目を閉じた。[上等だ!やってやらぁ!]





[待て!シャクヤ!忘れ物だ!]シルバーオックスが刀を投げる。[アッ!そうだ!俺、この前の戦いで兄さんに刀を貸してたんだ。サンキュー!カーッ!燃えてきたぜー!烈火!二刀流!][ホウ。二刀流か。コンビネーション主体の攻めであるな。宜しい。そのスピード。デット ナイトが封じて差し上げよう]



遂にデット ナイトと烈火のシャクヤの戦いが始まった。





[ウオーッ!アクセル!全快!行くぜー。烈火、分身剣!]シャクヤは4つに分身した。






ササササササーッ




4体は素早くデット ナイトに近寄った。上空でクロスし四方を固める。[ヘッ。逃げらんねーぜ!トリャーッ!]シャクヤが刀をふる。




ヒュンヒュンヒュン。



全ての攻撃を目を閉じたままかわすデット ナイト。四方からの攻撃を全てかわす。[そこか!]クワッと目を開き峰打ちを当てるデット ナイト。[グフッ…………カハーッ][フッフッフッ。どうしたね?シャクヤ君。私はまだサヤから刀を抜いていないなだよ][チッ………油断したか。スピードは封じた。まんざら嘘でも無さそうだな。サテ、どうする][解析完了。シャクヤ。奴はここにはいない。本体から生体反応は全く感じられない。つまりゴーストだ!気をつけろ!][………ありがとう。トウゴウ。………ゴースト?なるほど。さっきの攻撃、どうりで空を斬る感覚しかなかった。奴の出方を見るか]





[終りかね。以外とあっけないな。ソナタは][来いよ!デット ナイト。立ってるだけじゃつまらないだろ?][左様か。なら見せてやろう。我が幻術を]




幻術?ゴーストのマボロシか?待てよ。術ならその反応を追えば本体に繋がる。




[トウゴウ。この術の発生ポイントは?][発生ポイント?今、調べる]




峰打ち、峰打ち、体当たり…………全ての攻撃を二本の刀でガードする。




[解析完了!シャクヤ!上だ!少し歪んだ空間。そこに奴は居る][上空?歪んだ空間?…………見つけた!そこだ!]




シャクヤは上空に舞い、少し歪んだ人影を切りつけた。[烈火!爆炎焼!]




ゴゴゴゴーッ




シャクヤの刀が燃える。[そこだー!セリヤーッ!][ガフッ…………ソナタ…………何故]アリーナのデット ナイトが消え、本体が降りてくる。[ヘヘッ。簡単な理屈さ。お前が尻尾を出すのを待っていた。攻撃は全てゴースト。つまりそれを操る信号が近くにある。それを解析したのさ。幻術と言う言葉で気づいた。そのマボロシを操る信号があると][見事である。だがワシを地に突かせた褒美もやらんとな][これからだ。行くぞ!デット ナイト!]デット ナイトはサヤを構える。相変わらずサヤから刀を抜いていなかった。






続く

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