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勇者、不在。〜俺の国だけ勇者がいないので、俺が暗躍する事にした。〜  作者: 片桐 りのん
対リロテット国編

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プロローグ カミハ、フビョウドウ。

 『勇者』は絶対悪だ。


 救いを求める者に手を差し伸べない。

 苦しみにもがく者を嘲笑う。

 強き者の味方となり、弱き者を見捨てる。


 アスタリア帝国は史上最強の国家と呼ばれていた。

 広大な国土、圧倒的な兵力、最新で強力な兵器…

 全てにおいて他の国とは比にならない程の強さを誇っていた。

 魔王の住む魔界との攻防の第一線を担っていた。

 周りの国からは頼られ、世界を1つにまとめ上げる最上の存在となっていた。

 3年前、全てが狂った。


 女神からの導きがあった。

――1国ごとに1人の『勇者』を転移させる、という内容だった。

 その年は魔物も力をつけており、魔王討伐に苦戦していた。

 『勇者』は1国の軍隊に匹敵する力を持っているそうだった。

 この導きは喜ばしい内容であった。

 アスタリア帝国でも喜ぶ者も多かったと思う。

 翌日から多くの国で『勇者』が召喚されていた。


 しかし、アスタリア帝国では『勇者』が召喚される事は無かった。

 いくら待っても来なかった。

 次第に帝国民はいつ来るか分からない『勇者』の存在に期待する事はなくなった。

 更なる悲劇が訪れる。


 全世界戦争時代が訪れたのである。

 『勇者』の力を利用して互いの国が戦い合う、そういう時代が来たのだった。

 当然、アスタリア帝国も例外では無かった。

 兵力は全盛期の4割ほどに減少、国土は8割も失ったのであった。

  かつて世界の国々から畏れ敬われた帝国の姿は消え去ってしまった。


――アスタリア帝国の時代は終わったのか?


 否、まだ終わっていない。


 これは『勇者』の有無で運命が狂った国々と魔界、『勇者』、それぞれの思惑が交錯し繰り広げられる、動乱の物語である。

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