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二章十九話 『縄張り』

お久しぶりです。

2ヶ月ぶりの更新となってしまい申し訳ありません。


「――この魔力は間違いねぇ。ツイてんじゃねぇかよ、おい……!!」


 連なる山々をすっぽりと覆うように掛かる巨大な積乱雲。流れる事もなく停滞しているこの黒雲により雨雲は押し流され、周囲一帯だけは雨が降らずに保たれていた。

 

 そして、その黒々とした雷雲を好戦的な眼差しで見上げ、口端を吊り上げるのは、開拓団きっての問題児――砂蜥蜴の憑依者(デミ・リザード)のジルヴェルトである。


「しかしまた、因縁と言うかなんと言うか……」


 雨を嫌う彼にとって願ってもない状況だが、それが敵方にもたらされた状況とあって、ストルドフはどうも気の進まない様子だ。


「けっ、んなもんなんだって構いやしねぇ。せっかく居場所を突き止めたんだ、今度はこっちからやらせて貰わなくちゃよぉ……」


「まぁ、確かに、ここを登るにあたってはどの道避けては通れませんけど……って、止めても聞いてくれる筈ないですよね……」


 苦笑いを浮かべるストルドフを余所に、不気味な薄ら笑いを浮かべるジルヴェルト。


 調査隊は現在、光の道標が伸びている山の(ふもと)で立ち止まっていた。


 軽快に進んでいた一行を阻んだのは、視界を埋め尽くさんばかりに広がる緑の山々。遠目から眺めた際は、中腹辺りから徐々に山肌を覗かせていたのだが、現在地からではまるで確認も出来ない。


 肝心の登山路はと言えば、傾斜こそ緩やかなものの、木々の密集率ときたらまさに樹海の如し。魔鳥車を牽いた状態での転回はおろか、直進すらも困難だと言えよう。場合によっては、木々を切り倒しながらの進行も十二分にあり得る展開だ。


 仮に、目的地がまだ先であったのなら、満場一致で迂回していただろう事は間違い無い。


「ったり前ぇだろ。逃げられっぱなしで納得出来るかっての。そんでストルドフ、おめぇを一々気に掛けんのも面倒臭ぇ、あの野郎の所には俺等だけで行く。だからここらで魔鳥車の見張りでもしとけ」


「――そうですね。こんな山道に入ったんじゃ、満足に逃げ回る事も出来ませんしね……ここは大人しく待たせてもらうとします」


 サイズの大きい魔鳥車は当然目に付きやすく、自らが行動を共にする事で、ジルヴェルトの足枷となってしまうであろう事をストルドフも重々理解していた。

 その為、そのぞんざいな言い分に反論する事もなく、素直に応じてみせると視線をジード達へと移す。


「――ジード君、エレナさん。君達二人にだけにお任せするのは心苦しいのですが、どうかよろしくお願いします」


 その言葉の通り、申し訳なさそうに眉をハの字に歪め、頭を下げるストルドフ。

 彼が何をお願い(・・・・)するのかと言えば、専らジルヴェルトの抑制役以外ほかない。どうせ一人で先走って闘いきってしまうのだから、二人の出番は殆どないだろう。

 

「おうっ!」


「ええ、任せてちょうだい!」


 そんなストルドフの真意を知ってか知らずか、力強く応じる二人。初戦こそ終始圧倒されっぱなしだった彼等は、次こそは汚名を挽回せんと意気込んでいるのが見て取れる。


「つーわけだ。おら! とっとと行くぞ!」


 今すぐにでも殴り込みを掛けたくて堪らないジルヴェルトは、顎で二人に促すと我先にと駆け出していく。


「待ってろよ……今度は逃がしゃしねぇからよぉ……!!」


 山頂を見据える縦瞳孔の瞳は好戦的に輝き、隠しきれない不敵な笑みはさながら、獲物を狙う肉食獣のようである。


「――あっ、ちょっ、おいっ! ジルヴェルトさんってば――」

 

 後続を鑑みる事もなく突き進んでいくジルヴェルトを、慌てて追いかけるジードとエレナ。

 目指すは山頂。雷鳴轟く黒雲のすぐ真下である。


 ***


 獣すら通らぬ、道なき道を猛烈な勢いで駆け抜けていく三人。

 陽光を遮る枝葉により、日中だと言うのに山林内は薄暗く陰り、空気は随分と冷え込んでいる。


「「――――」」

 

 魔鳥車で進行出来るルートと言う制限から解放された三人は、憑依者としての力を遺憾なく発揮し、着々と目的地への距離を縮めていく。

 

 起伏の激しい地面に乱立する木々の間を縫うように駆け、地表をうねるように這う木の根を飛び越え、山間の崖から崖をもひとっ飛び。

 もはや疑う余地もなく人外の域であり、居残りを受け入れたストルドフの判断は賢明であったと、改めて思わざるを得ない。


 流石に平坦な道での最高速は遠く及ばないが、悪路と言う条件下であれば、その移動速度はゲタングにも劣らないだろう。


 そうして進むこと小一時間ばかり。引き離されないようにと必死に駆け続けた二人は、気付けば中腹辺りまで到達しており、間もなく眼前に広がり始めた光景に思わず息を呑む事となる。


「「――っ!」」


 境界線を示すかのように、唐突に変わってしまった景色はまるで別世界のよう。

 木々の密生率こそ変わらずともその殆どが焼け焦げ、へし折れ、無傷のまま生き残っているのはほんの一握りのみ。

 足元には倒壊した木片が広がり、足場も満足に残されていない状態だ。


「けっ、面倒臭ぇ」


 そんな中、真っ黒い焦げ跡が目立つ木々の残骸を踏みつけ、跳ねるように先陣を切っていくジルヴェルト。荒れ果てた惨状にも関心一つ示さないさまは流石とも言える。


 しかし、追従する二人も同じかと言えばそうもいかず、あまりの光景に呆気に取られていると、次第に空が鳴き始め――、


「――おうわっ!?」


「――きゃっ!」


 僅か前方、目と鼻の先の距離で稲妻が迸り、狙ったかのように鋭く地面を抉ったのだ。


 突如として響いた轟音に、二人は思わず横へと飛び退き、もしや気付かれたのではと警戒するが、追撃らしきものが来る気配はない。


 それどころか今度は遥か前方、全く見当違いな位置に雷は落ちたのである。


「狙われた訳じゃない、のか……」


「うん、たまたまみたいね……」


 自身等が狙われた訳で無いと悟り、ほっと息を吐く二人。

 するとこの惨状は、黒雲より無差別に降り注ぐ落雷によって引き起こされたもの、と言うことになる。


 ここまで、他の魔物と一切遭遇する事もなく快調に進んで来れたのは、魔力遮蔽の外套を羽織りながらも、各々が魔力を制御しつつ動いているのが一番の理由だろう。

 

 しかしそれだけではなく、山全体が雷鷲(サンダーバード)の縄張りとなっているのが理由の一つと見て間違いない。

 その証拠に、入山直後はしばしば感知出来ていた魔力も進むにつれて徐々に減っていき、中腹辺りまで進んだ現在はすっかり感じられなくなっていた。

 誰しも、天災が常駐しているような地域は避けるのが当然であろう。それが生存本能に長けた獣であるなら尚更。当然の結果と言える。


「おら! ぼけっとしてんじゃねぇぞ!」


「――っご、ごめんっ!」


 気付けば随分と先に進んでしまっていたジルヴェルトの怒号が届き、我に返った二人は慌てて後を追いかけていく。


 それからも止むことなく雷鳴は響き続け、至近距離に落ちるともしばしば。反射的に身体を震わせてしまう事もあったが、それでもどうにかジルヴェルトに食らい付いていくのだった。

 

 ***


 更にそれから暫くのこと。

 標高が高くなるにつれ、段々と傾斜がきつくなってきた山道を尚も猛スピードで駆け上がっていく三人。


 出発からおよそ二時間ばかり。一切の休憩もなしに登り詰めた甲斐もあり、既に山頂目前と言う所まで迫っていた。


「ちょっと、待ってくれよ、ジル、ヴェルトさんっ……! 少し休憩を――」


「そ、そうよ、息を、整えるだけでも――」


 自身のペースをはるかに上回る速度で走りつづけた二人は、肩を大きく上下させながら息も絶え絶えに訴える。

 傍目にも体力が底を突きかけているのが丸分かりであり、今すぐにでも倒れそうな状態だ。

 

「ぁあ……?」


 弟子二人の必死の呼び掛けに、舌を鳴らして立ち止まったジルヴェルト。

 如何にも仕方なしといった風に振り返って見せたその表情は、これ以上無いほどの顰めっ面。

 仮にも、師匠という立場にあろう人間が弟子に向けるものではない。


 しかし、二人の状態を見れば戦闘どころではないのは明白な訳で、いかにジルヴェルトと言えど無視できるものではなかったようで、


「――ったくよぉ、手間の掛かる野郎共だな、おい」


 渋々ながらも妥協を匂わせるジルヴェルト。 

 とは言っても、ここ山頂付近はかなりの傾斜がついており、岩や木と言った遮蔽物となり得るようなものは一切見当たらない。

 休憩に不向きな場所であるのは誰の目にも明らかであり、万が一相手に気付かれでもすれば、即時戦闘に発展するのは想像に容易く、襲撃の利も失ってしまう。


「――おいおめぇら、騒ぐんじゃねぇぞ」


 そこでジルヴェルトはそう告げると、地面より伸ばした砂で二人を足元から覆い始めたのだ。

  

「――うおっ!?」


「――なにするのよっ!?」


 いくら事前に騒ぐなと言われても、突然の蛮行に見舞われては中々に難しい話であり、小声ながらも抗議の声を上げる二人。


「うるせぇ……てめぇらが休みたいっつったんだろうが……!


 しかしジルヴェルトはそれが面白くなかったようで、両眉をこれでもかと歪ませると、二人を飲み込まんとしている砂とは別に新たな砂を操り、一瞬のうちに口を塞いでしまった。


「「――! ――!!」」


 声にならない声と視線で訴える二人だったがそれも虚しく。

 やがて砂は二人の全身を覆い尽くし――、


「「…………」」


「おら、もう良いぞ」

 

「「え……?」」 


 一瞬の浮遊感ののち、そう言葉と共に解放された二人だが、自身の直面している状況を理解出来ず躊躇いの声を漏らした。


 しかしそれも当然の反応だろう。

 全身を砂に包まれ、身動きはおろか視界すらも奪われていた二人。

 今し方拘束は解かれたにも関わらず、視界は一向に閉ざされたままだったからだ。


「こ、ここは……?」


 一切の光も通さない真っ暗闇。

 ここはどこなのか、一体どれ程の広さがあるのか、自身の身体すら視認出来ぬ闇の中、ジードは未だ整わぬ呼吸のままにジルヴェルトに尋ねた。


「あんなとこで休ませる訳にいかねぇからな。地中まで連れてきてやった」


「――つ、土の中っ!? い、一体、どうやって――」


「ぁあ? おめぇ、俺を誰だと思ってんだよ。――つぅかよぉ、休みたいつったのはおめぇらだろ? つまんねぇ事考えてねぇで、とっとと休めよ」


「う、うん……」


 砂蜥蜴の憑依者(デミ・リザード)の力をもってすれば地中に空間を作るのなど何のその。

 しかし機嫌が悪いのか面倒臭いのか、多くを語ろうとしないジルヴェルトに、ジードは動揺を隠せないでいると、


「――良いか、五分だ。五分くれてやるからその間に何としてでも動けるようにしろ」


「「えっ――」」


「え、じゃねぇよ。俺ぁな、一秒でも早く闘いたくて堪んねぇんだよ……! 休まして貰えるだけ有り難く思えっつうの」


 唐突に告げられた時間制限。

 有無を言わさぬその物言いに、更に困惑する二人だが、これでもジルヴェルトからすれば最大限に譲歩したのだろう。


 暗闇の為、表情こそ見えないものの、今にも破裂しそうなその声色を聞けば、溢れんばかりの欲望をギリギリの所で押し留めているのが嫌でもわかってしまう。


「わ、わかったよ……」


 どう足掻いてもこれ以上の譲歩を引き出す事は不可能に近く、それどころか、事と次第によっては二人を放置してでも突撃しかねない様子すらあるジルヴェルトである。

 流石のジードもそれを察したようで、以降の交渉を諦めると、身体の休息に努めようと目を閉じ口を噤む。


 以降、刻限となるまで誰も喋る事は無く、各々の息遣いだけが暗闇の中で響くのであった。

 

 

 ***


 一方その頃。


「くっそぉ……何でこんな目に……」


 降りしきる雨の中、雨粒が入らないように限界まで目を細め、手綱をきつく握るストルドフ。

 ゲタングと共に待機をしている筈の彼は現在、全速力で魔鳥車を走らせていた。そしてその背後には、十数匹からなる魔狼(ウォーグ)の集団が続く。


 高速で回る車輪からは盛大に水飛沫が巻き上がり、後続の魔狼の群はそれを避けるように左右に別れ、執拗に魔鳥車を追い立てている。

 

 何故このような事態に陥ってしまったかと言えば、それは少し前のこと――。


 山々に居座る雷雲に押し出される影響か、境目に位置する雨雲は一際分厚く、雨足も相応の強さを見せていた。


 討伐への不参加を決めたストルドフは、ジルヴェルト達が雷鷲(サンダーバード)との戦闘を行うのに際し、万が一にも邪魔をしてはならないと魔鳥車の待機場所を厳選していたのだ。

 

 こちらからの視認性は良く、かつ周りからは見つかりにくい場所。加えて雨風も凌げれば尚の事良し。

 そんなうってつけの場所を求め、木陰や岩陰など様々な箇所を巡っていく事暫く。


 しかしやはり、立地の良い場所というのは種族問わず求めるのが本能な訳で、ストルドフは運悪く魔狼(ウォーグ)の群に出くわしてしまったのだった。


「――っ!」


 瞬時に窮地を悟ったストルドフは咄嗟に手綱を引き、五匹からなる魔狼の群の中へゲタングを突っ込ませた。


「――ッ!?」

 

 まさかの強行に驚き、避けそびれた魔狼を一匹、車輪で巻き込んだがそれでもお構いなしだ。


「「「「――――!」」」」


 甲高い悲鳴を上げながら弾き飛ばされていく同胞に構うことなく、逃げだした獲物を追い掛け始める魔狼の群。

 

 仮にストルドフが突撃ではなく、その場で引き返す選択をしていれば、その凶牙は既に届いていたやも知れない。咄嗟の判断は大正解だと言えよう。


 魔狼(ウォーグ)単体ではゲタングで充分に対処出来るが、群となれば話は別。個体であれば遠く及ばない力も、連携を駆使する事で数倍の脅威を発揮するのである。


 非戦闘員であるストルドフや、牽き具を装着した今のゲタング達ではとてもではないが、無傷での勝利は望めないだろう。


 となれば選択肢は一つしかない。


「――くっそぉお!! よりによってこんな時にぃ……!!」


 ひたすら逃げるのみである。

 大人しく身を潜めておくつもりが、真逆の結果になってしまったのは致し方ない。


 必死の形相で手綱を握るストルドフには余裕など残っておらず、ゲタングが水溜まりを踏み抜く度に跳ねる泥水で自身の顔や服を汚れようとも構う素振りもない。


 ただただ最短距離で、最速で逃げ延びようとゲタングに指示を下すストルドフだが、身軽な魔狼達を中々引き離す事が出来ず、それどころか騒ぎを嗅ぎつけた別の群まで引き寄せてしまう始末。


 あれよあれよと言う間に魔狼の数は増え続け、気付けば十数匹に。


「くそっ……」


 ちらりと視線を泳がせその数を確認したストルドフは、片手で手綱を握り直すと、空いた方の片手を後方へ伸ばした。


「――――」


 視線は進行方向へと向けたまま、手探りで伸ばされた腕は魔鳥車の壁面をなぞり、しかし何度も空を切る。


「――あった!」


 それでも腕を伸ばし続け、ようやくお目当ての物を探り当てると勢い良く掴み取り胸の前へ。


「…………」


 すぐさま使用するのかと思いきや、筒状のそれを手にしたまま暫しの逡巡。


 ストルドフが手にしたそれ(・・)は緊急用の救援信号弾であり、使えば上空に閃光を放ち、直ちにジルヴェルト等に危険を知らせる事が出来る。

 だがそれは同時に、雷鷲(サンダーバード)の興味をも引いてしまう事だろう。


 下手すれば救援よりも先に雷鷲が襲い掛かって来る可能性すらあり得る。そうなってしまえば、山頂へと向かっていった三人の行動は無意味となってしまうのは勿論、それこそ絶体絶命の状態に陥ってしまうだろう。


「…………。――ぁあー、もうっ! くそっ! 僕だってやるときはやるんですよ! ええ、絶対に逃げ切ってやりますとも……!!」


 忙しなく手綱を操りつつも色々と思案を巡らせるストルドフだったが、やがて覚悟を決めたようで、せっかく手にした信号弾を傍らに置いてあった鞄へ乱雑に仕舞い込むと、自らに言い聞かせるようにそう宣言した。


「頼みますよ、君達。頼りにしてますからね……!」


「「――ッ!」」


 しかしいくら意気込もうと、実際に脚を使うのはゲタング達であり、ストルドフに出来る事と言えば、彼等の力を信じ己の命を預けるばかりである。


 一蓮托生――。

 まさにそんな言葉がぴったりな、ストルドフの覚悟のこもった呼び掛けを受け、短く、そして力強く応じるゲタング達。


 途端、魔鳥車はぐいっと更にもう一段階加速し、ぬかるんだ大地に深く(わだち)を刻み付けていく。


 青年ストルドフの命を懸けた逃走劇(闘い)はまだ始まったばかりである――。

  


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